心を打つ、凪良ゆうの「流浪の月」
はじめに
今回は、2020年に本屋大賞を受賞した、凪良ゆうさんの「流浪の月」をご紹介します。
この作品は、誘拐事件という重いテーマを扱いながらも、人とのつながりや、心の傷を癒すための愛の力を描いた、心に残る物語です。
書籍の基本情報
著者:凪良ゆう
出版年:2019年8月30日
ジャンル:長編小説、サスペンス、ストリート・フィクション
要約
「流浪の月」は、過去と現在を行き来する二人の恋人の物語。
主人公・美月は現代の女性で、ある日突然、過去の時代にタイムスリップしてしまいます。
そこで彼女は、若き武士・風馬と出会い、二人は互いに惹かれ合う。
しかし、時代や環境の違い、さまざまな困難が二人の前に立ちはだかる。
美月は現代に戻る方法を探しつつ、風馬との間に芽生えた愛を深めていく。
物語は、美月が現代と過去の間で揺れ動く心情や、風馬との切ない恋の行方を中心に展開されます。
運命のいたずらに翻弄されながらも、二人は真実の愛を追い求めていく。
印象的フレーズ
「時代を超えても、心の絆は変わらない。」
このフレーズは、物語の中心的なテーマである「時を超えた愛」を象徴しています。
美月と風馬の恋が、時間や環境の違いを乗り越えて深まっていく様子を、この一節が簡潔に表現していると感じました。
読んでいると、どんなに時代や状況が変わっても、本当の愛は変わらないというメッセージを強く受け取れます。
このフレーズには、物語の中で繰り返し触れられるテーマが詰まっており、私自身も深く共感しました!
このフレーズは、更紗の心の成長を象徴しています。更紗は、文を許すことで、過去の傷から解放され、新しい人生を歩み始めることができるのです。
感想
読んでいる間、時の流れや運命の不思議さを感じました。
特に、主人公たちの純粋な愛情には、胸が熱くなる瞬間がたくさん!
この本を読むことで、日常の中の小さな奇跡や愛の大切さを再認識できると思います。
関連書籍の紹介
「夜行」 東野圭吾
「永遠の0」 百田尚樹
「サラバ静寂」 湊かなえ
これらの作品も、誘拐事件や犯罪をテーマにした作品ですが、それぞれに異なる視点やテーマで描かれています。
「夜行」は、誘拐犯と被害者家族の葛藤を描いた作品です。
「永遠の0」は、戦争犯罪を題材にした作品です。
「サラバ静寂」は、犯罪者の家族の視点から描かれた作品です。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
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総括
「流浪の月」は、心に残る物語です。
誘拐事件という重いテーマを扱っていますが、決して暗い物語ではありません。むしろ、人とのつながりや、心の傷を癒すための愛の力を描いた、希望の光を感じさせる物語です。
ぜひ、一度読んでみてください。
次回も、素敵な本の紹介をお届けしますので、お楽しみに♪
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