淫交息子を探して④

さて、アホの経営者一族が政治闘争で負けて地域から爪弾きにされて逆風の中、金を生まない従業員ばかり増えていきます。当たり前ですが施設入居者はいるだけでお金を落とす形になります。要は手間を減らせば減らすほど水揚げは増える計算になります。

本隊からは人がいなくて暇なら従業員を本隊の入浴に回せ。と言われます。

やむなく従業員を本隊に派遣しようとしたら淫行息子は

「本隊で働くなら本体に似合った給料を補填してもらわないと」

このクソ馬鹿はどこまでも馬鹿なことを言ってアホの従業員をひっかきまわします。おかげで反社ネキを始めとした従業員が補填しろ補填しろと騒ぎだしてそれを抑えるだけでいらぬ作業が増えて大変でした。

本隊では夜勤者がそのまま残業して老人を入浴させるが常態化していました。私も経験しましたが、たいていは朝食介助終わったあたりで気力が尽き果てます。よく夜勤したことない奴が「夜勤は楽なんでしょう。みんな寝ているから」引っ叩きたくなりますよ。入りの時の憂鬱な気持ち。建物に入るとき何度吐きそうになったか。それを共有できない奴とは働けない。

わが施設は夜勤はできません。土曜日曜祝日は働けません。ばかりでした。正直カタワですよ。カタワ風情が金金いうなって。不愉快でした。

そんな人間はいらないというのが本音でした。お前らヘルパー風情はシフト通りに来てくれたらいいんだよ、というのがあります。

いささか不遜に聞こえるかもしれません。私は麻生内閣時の徴介護制の時にこの業界に飛び込んで「介護職は土から生えてくるからいじめて辞めさせていい」という不遇の時代でした。もちろんシフトなんて希望も聞いてもらえません。嫌なら出ていけでした。

そんな時代を経験しているからいまの甘やかされたヘルパー風情の言うことなんか信じられない。というのが本当でした。

そんなこんなでいちいち人の指示を無茶苦茶にする淫交息子。詐欺師の龍一こと浦野裕一も持て余していたようです。

ある日の事。淫交息子に受診を頼んでいたのですが出勤してきません。詐欺師の裕一が硬い顔をして現れていいます

『アイツはしばらく来れないから』

時、コロナ禍。従業員はそれを聞いてパニックになります。もしかしてコロナか?どうなのか?説明しろ!?

私もわけがわかりません。やがて休んだ理由を知りますが、コイツはホントに社会福祉施設のトップの息子なのか?というふざけた理由でした。地元暴力団との絡みがありました。

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