震災で感じた「つながる」ことの大切さ
あれから10年という月日を経て、色褪せるどころか、ますます鮮明に私たちの心に残り続ける爪痕。
刻まれた傷が癒えるには、まだまだ時間がかかりそうです。
そして、大切なのは「忘れない」こと。「語り継ぐ」こと。
10年前の3月11日、皆さんはどこで何をされていましたか。
仕事中だった方、ご自宅におられた方、はたまた外出中だった方。
大勢でいた方、おひとりだった方。
いずれも、なんとも心細く、不安な時を過ごされたことでしょう。
身近な人たちと連絡が取れてホッとされた方も多かったかと思います。
電話もメールも止まり、大都会の真ん中で孤立したあの時の私に、救いの手を差し伸べてくれたのはTwitter。Twitterこそが唯一無二の救世主でした。
当時音楽の世界に身を置いていた私は、ラジオCM収録のためにスタジオにおり、その最中に未だかつてない揺れを体験することとなります。
スタジオが入った雑居ビルはただでさえ老朽化が進んでおり、大きな揺れで今にも崩れんばかりの様相、「よもや」の思いが胸をよぎりました。
命からがらビルの外に逃げ出るも、情報は遮断され、会社も自宅も遠く、一晩明かす覚悟でネットカフェへ流れ着きます。
PCでTwitterにログインできたため助けを求めると、近隣に暮らす友人のひとりがこれに応じ、無事宿泊させてもらえることとなり、事なきをえました。
発信すること、そしてそれを受け取る人がいることの大切さ。
SNSを介し、人とのつながりをこれほど強く意識したことはありませんでした。
今やTwitterだけに限らず様々なSNSがありますが、いずれも、もはや生活の一部と言ってもいいくらい身近な存在となっています。
私は、プライベートでも仕事でも、このSNSでつながる輪を大切にしていきたいと考えています。
ゲームというジャンルを通じて、Twitterやnote、LINE等で様々な情報を皆さんと分かち合ってゆけること、それが私のささやかな幸せでもあります。
今こうして皆さんとつながれていることに、心から感謝しています。
いつもありがとうございます。
そして、これからもよろしくお願いいたします。
皆さんの未来が明るく光り輝くものでありますように。