インド梅子

結婚半年でインド赴任を言い渡された夫に帯同してインドで暮らす30代。日々のあれこれをネタとして書き溜めています✏

インド梅子

結婚半年でインド赴任を言い渡された夫に帯同してインドで暮らす30代。日々のあれこれをネタとして書き溜めています✏

最近の記事

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闘うインドの駐妻たち

日本の友人たちがこぞって興味を持って聞いてくれるのは、「インドの駐妻ってどうなん?」ということ。「駐妻」と聞くとなんだかきらびやかな世界を想像しますが、インドの駐妻は世間一般の「駐妻」とは大分離れた存在かな、と思います(個人の感覚ですが)。 世間一般の駐妻のイメージといえばこんな感じ…? ・アフタヌーンティーやランチを頻繁にして ・趣味にいそしみ ・一方で噂話だらけのドロドロした女社会 ・・・・(インドの駐妻でもそういう人はいるけどたぶん全然違う…) インドの駐妻はどん

    • 挨拶が「I am rich」なドライバー

      ほとんどが車生活のインド。 そのため駐在員にはドライバーがつき、移動の際にはドライバーが送り迎えをする形式。 ひゃー!セレブ!やっぱり駐妻ってキラキラだわ! そんな声が聞こえてきそうですが、カオス道を乗りこなすドライバーがいないとこの地域では文字通り生活できません… 歩いてフラフラ移動できない地域で、フラフラしていようもんなら牛か車かバイクに激突されるでしょう… どんなカオス道路も乗りこなすドライバーは、まさに駐在員の命綱。 私は妻用の車はなかったため、妻は夫のいぬ隙にド

      • 生きている、ということ

        インドで得たことは何だったのか。 怒涛の動きを経て、ちょっと恥ずかしいけれど今までとは違った形で振り返ってみようと。インドで得たことは、と書いてもなかなか「これを得た!」とは言いにくく…でも言えるのは「生きている」という強い実感。そして自分は何者なのかという問い。 「生きている」という感覚を考えたときに思い出すのは谷川俊太郎さんの「生きる」という詩。 ここで書かれたことを日本の生活で意識することはほとんどないけれど、インドでは喉が渇くことも、木もれ陽がまぶしいと思うことも

        • コロナ後遺症から回復してきた話

          最後のブログを書いて2か月以上。この間に実は2か月近く突然寝たきりの生活になりました。えっ! コロナになってから「会社に行っただけで疲れて仕事ができない」「打合せで話されている話が頭に入ってこない」「PCを数時間見ていられず椅子からずるずる落下してしまう(!)」という症状に。 1年間休んでいたので頭がそれだけポンコツになっただけでは?と疑いましたが、前は週に3回飲み会に行って元気に仕事(社交)をして、いろんな部署の方々に「元気ですかー!」と話しかけに行くという迷惑お祭り野

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        闘うインドの駐妻たち

          いつも心にインドを。

          日本の会社に復職して数か月。コロナ含め体調絶不調の日々を過ごしました…インドで免疫上げたぜ!と思ったものの日本のコロナ菌と後遺症に大歓迎されてしまいました‥トホホ… そんな日本生活の中でのモットーは「いつも心にインドを」。 インド生活は大変なことも多かったですが、刺激や学びも多く、この感覚を忘れたくないなと思っています。ただ、日常にインドの牛やおっちゃんたちを連れてくることもできず、毎日作っていた朝のチャイも共働き夫婦の怒涛の朝に作る余裕もなく…そんなわけでいつも心にインド

          いつも心にインドを。

          ニート@インドから会社員@ジャパンへ

          1年ぶりに会社に復帰することになりました。 異動も多くバタバタしていたのにも関わらず色々と調整いただいた会社の皆様に感謝…戻れる場所があるというのはとても有難いことだ、と感じています。 一方で、「1年いないだけでこんなに忘れるのおおお自分の海馬インドにおいてきたんか?!!」という記憶喪失(というかインド刺激による記憶上書き?)と「ジャパンこまかっっ!!!」という文化差に驚きモモノキ何とかの木でポカーンとした日々というのが正直なところです… 産休後ってこれに子供のお世話がある

          ニート@インドから会社員@ジャパンへ

          インド梅子、帰国しました

          突然ですが、この度1年程度でインドから日本に帰国することになりました。詳細は省きますがインドで夫の体調がかなり悪化し、ここにいたらまずいと思い、妻による強行帰国を実施しました。結果、強行帰国をしてとてもよかったと感じています… この記事は「海外に住んでいて家族が体調が悪くて悩んでいる」方向けでちょっとシリアスな部分もあります。この記事が有用になる機会が少ないことを願いますが、似た状況の方はとても不安だと思うので何かお役に立てればと思い。(インド要因が全てではありませんので不

          インド梅子、帰国しました

          インドのメイドさん事情

          インドでは、駐在員の家庭はほぼデフォルトでサービスにメイドさんの清掃等のサービスがついています。そしてとっても安い価格で清掃や食器洗いをしてくれるので有難くお願いする家庭がほとんど。 中には日本食を作れるメイドさんや子育てしてくれるナニー等、多種多様なニーズに合わせてメイドさんが雇われています。インド邦人のラインには、うちのメイドさんを紹介します!とかこんなことできるメイドさんいませんか?というような情報が飛び交っており、いかに良いメイドさんと生活を共にするかの重要性が伝わっ

          インドのメイドさん事情

          インドで料理嫌いをなんとか克服した話

          日本にいる頃、私は料理というものがとんでもなく苦手でした、苦手というか大嫌いでした…それは今まであまりにも失敗が多かったり、トラウマ的になっていた部分があったからで、結婚相手の条件に「家事ができ、料理が得意なこと」と挙げていたくらい。(ちなみに我が母はとんでもなく料理上手です、遺伝どこへ…) 結果料理上手な男性と結婚し、結婚半年間は彼の美味しい手料理を堪能したわけですが、なんとその後インド赴任。ナンだって!?料理しなきゃいけないじゃないか…(絶望)出張過多のトンデモナイ働き

          インドで料理嫌いをなんとか克服した話

          「しょうがない」を「しょうがないですまさない」文化

          インドに住んでいると日々いろんなことが起きるので、「まあしょうがないか」と思うことがとても多い日々。まあいっか、を連呼して生きているので、インドの人もそうだろうと思っていましたが、彼らにあまり「しょうがない」という概念を感じることがなく(そもそも日本人とは「しょうがない」と思う基準も状態も何もかも異なる)、常にしょうがないですまさないように主張し続けているという印象です。 モノを1つ買うにしても「この商品はこの値段に見合っているか?」を見定め、値段に見合っていないと思えば見

          「しょうがない」を「しょうがないですまさない」文化

          困っている人に優しいインドの方々

          インド人のイメージは色々あるかと思いますが、ここに来て困ったときに救われるなと思うのが彼らの素朴な優しさ。一般的に南インドより北インドの方がこの点については語られやすいですが(インド人と一言に言っても宗教地域によって全く性格・性質は異なるため「インド人は」等とは到底語れないのですが)、困ったときには嫌な顔せず助けてくれることも多いです。 他人を信用しない、何も信用してはいけないと刷り込まれている彼らは基本的にはあまりオープンな性格とは言えない(踊っているときは別)のですが、

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          インドで病院~緑内障検査~

          我が家は何度かインドの病院にかかり、入院や点滴も経験済み。まわりの友人たちも大抵何回かは病院にお世話になるインド生活。 ということで実際インドの病院、どうなの?というところを少し。 一言で言うと、良い病院の医療技術は非常に高く最先端、そして病院は超清潔、ただ患者を労わるという文化はほぼないという感じ。 日本の駐在員は病院予約や通訳をセットでしてくれるサービスがあるため、煩雑な予約や支払い手続き(インドの場合手続きがすべて分かれており自分でやる場合には食い気味に受付にアピール

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          永遠に引きこもれるデリー・グルガオン生活:オンラインサービス紹介

          インドと聞くと「危なくて外に出られないのでは…!?」という反応をする方が多いのですが、地域によってはそんなことはなく(どの国でもそうですが、出かける時間と場所は要注意)、むしろあらゆるものがオンラインで届けられるので永遠に引きこもれる地域もあったりします。 私が住んでいるデリー・グルガオンやバンガロール、チェンナイ等日本企業が多く進出している大都市では大体引きこもりが可能です。 インドの都市部で使えるオンラインサービスについて、駐妻さんや駐在員の方からよく質問を受けるのでこ

          永遠に引きこもれるデリー・グルガオン生活:オンラインサービス紹介

          デリーの過酷な環境を生き抜くつよつよインド人

          今インド、特に北インドは白銀の新世界…ではなく大気汚染と霧に包まれて幻想的な世界になっています。幸い大気汚染は少し落ち着き、マスクはN95でなくても外の空気が臭くない程度に(幸せ…!)。今の窓から見える景色は朝方はこんな感じです。(だんだんと見えてくる) 昨年の11月頃は大気汚染が本当にひどく、夫も私も外に出ると咳や涙が出るという事態。インドの駐妻は毎日AQI (Air Quality Index)を参照しながら外出すべきか否かを判断し、インスタで真っ白な空を投稿する毎日。

          デリーの過酷な環境を生き抜くつよつよインド人

          インドで1人映画

          渡印前からインド映画(特にラブコメもの)が好きで、飛行機に乗るたびインドの映画を見ていた私。特にアミール・カーン監督の映画(日本でも人気の「きっとうまくいく」もこの監督の作品)が大好きで、彼の作品は社会の風刺も多く、インドの社会問題やトレンドを知る勉強にもなります。 せっかくインドに来たんだし、と突然思い立って1人で映画館へ。日本の映画は結構高いですが、インドはどんな人も見ることができるようにかなり安価な設定です。(昼間平日だと200~300円くらい)場所や時間によって金額

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          インドで引越し

          インドではオーナーの力が強い、突然追い出されることもある… インドに来る前に色々聞くことがありましたが、ついに我が家にも家賃値上げの通知が。 契約書を見るとなんと年10%の値上げと書いてあり、さすがに払えないということでもう少し小さな部屋に引越すことになりました。 まだ引越し部屋も決めていないのに、オーナー側は我々の返答が遅いから&より高い家賃を払ってくれる人に譲りたいということで(推測)、次々とfuture client(今後私たちの部屋に住むことを検討している人)を紹介

          インドで引越し