インドで病院~緑内障検査~
我が家は何度かインドの病院にかかり、入院や点滴も経験済み。まわりの友人たちも大抵何回かは病院にお世話になるインド生活。
ということで実際インドの病院、どうなの?というところを少し。
一言で言うと、良い病院の医療技術は非常に高く最先端、そして病院は超清潔、ただ患者を労わるという文化はほぼないという感じ。
日本の駐在員は病院予約や通訳をセットでしてくれるサービスがあるため、煩雑な予約や支払い手続き(インドの場合手続きがすべて分かれており自分でやる場合には食い気味に受付にアピールする必要があるため、このサービスなしでは1工程に数時間かかることもある)はする必要がなく、貯金全額をこの会社の株にぶっこみたいほど、この会社に日々救われています。
実際に眼底検査や緑内障関連の精密検査を行った時のこと。
普段日本では眼底検査の時は、穴から目に風が発射!されて眼圧を測るため、「いち、にー、さん、いきますよ~」などと予告してくれますがそんなものはなし。席について落ち着いて目をあけたらいきなりバフ!!!と風を飛ばされます。
突然風が飛んできてびっくりして目を閉じてしまうので、「One two threeと言ってくれる?」と頼んだところ、「One!!!!!!! (バフ!)」と、1~3を数えることなく、1を発言した直後に風を発射。いや、だから準備したいから3数えてって言ってんねん。なんで1!ていって発射すんねん。わろてしまうわ…と爆笑してしまいました。
その後は視野検査をしたのですが、通常緑内障の視野検査は暗闇の中で視界に見える光を察知したらボタンを押すという30分程度の苦行。
日本ですら眠りそうになってしまっていた検査ですが、日本の場合は「大変ですよね~頑張ってくださいね~」等と優しい方々が見守ってくれその優しさに甘んじていましたが、当然ここでは違います。
どこからか数名関係者が出てきて、「あなたの座り方が悪い!顔を動かんといてや!!!(なぜか怒っている)」「なんべん言わすねん!!」と怒られ、ちゃうねんフィットしてないねんて!!!!位置の調整があかん!と言い返す私。
日本のサービス業の方にいきなりキレる方々に対してはこれくらいパンチのあるインドのスタッフを派遣してぎゃふんと言わせてほしい(違)
その後、詳細に検査するために、目薬を仁王立ちで持って目に指そうとする看護師さん登場。治療のためだろうと思いされるがままに目にいれると、イテ!!!となり、同行してくれた夫に痛いと伝えると仁王立ち看護師さんから「今のは麻酔だから目を開けちゃダメ」と言われる。目に麻酔!?!?先に言ってくれ!!!その後も色々目薬が続くが、何も言ってくれず目の前に仁王立ちからの目薬発射が続いたため、
「これは何の目薬なんだ!!目的をいってくれええええ!!!」と伝えて話してもらってから不安を解消。
そのあとかっこいいサリーを着た女医さんが出てきて、見たことのない機械で角膜の隅々まで調べてもらい、ドライアイだが異常なしなことを確認。目の角膜を調べるために、目薬を差して角膜の詳細まで調べる検査は初めてやりましたが、さすが最新病院、という感じで機械もすごくきれい・・最新(横にいる夫はずっと機器の名前や詳細を調べていた)だし、結果や医師のアドバイスは信頼できるものでした。さすが医療大国のインド…!!
インドは世界全体の薬の約半分以上を生産していると言われるほどの医療大国。モディ首相は今後アユシュマンバラットと称し様々な治療に対応できる大量の医療センターの設立を目指していると伝えており、これからもインドの医療の発展には期待…!
お医者さんは大抵アメリカやイギリスで学び修行をしてインドで医師として働いているパターンが多く、お医者さんにたいしては看護師もスタッフも「ははあーー!!敬礼!」という感じ。これまた医師の存在がかなり上の地位なのだなと感じさせられます。入院した際も、1人の医師に対して5人くらいの研修医?スタッフ?のような方々がぞろぞろ入ってきて、病室は一気ににぎやかになっていました。
インド食は美味しい食べ物も多いですが油と砂糖を大量に使用するため、生活習慣病の患者が続々増えており、お腹が大きい方が多いです。
そんな課題を解決するために日本企業が予防医療として進出しており、
良くも悪くも「その場で全て対応する」(予防はあまりしない)気質のインドの方々にとってはおそらく驚きの予防医療が進むといいなあと。
インドは数か月ぶりに青空、AQIも今まで400程度だったものが100程度に(日本は30くらい)。青空と太陽の光を見て涙するそんな2月です…
ダンニャワード!!!