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インドで1人映画

渡印前からインド映画(特にラブコメもの)が好きで、飛行機に乗るたびインドの映画を見ていた私。特にアミール・カーン監督の映画(日本でも人気の「きっとうまくいく」もこの監督の作品)が大好きで、彼の作品は社会の風刺も多く、インドの社会問題やトレンドを知る勉強にもなります

せっかくインドに来たんだし、と突然思い立って1人で映画館へ。日本の映画は結構高いですが、インドはどんな人も見ることができるようにかなり安価な設定です。(昼間平日だと200~300円くらい)場所や時間によって金額が異なり、大きなモールは高く、平日昼は安く土日は高くなるような設定になっています。

まずネットでラブコメっぽいものを調べて、上映スケジュールを確認。
すると家のまわりにすごい数の映画館が…!どれだけ映画館あるんや…さすが映画大国インド…!(車で30分圏内に7個くらい映画館がある)
インドは映画大国でその数は世界一、700本以上の数だそう。
インド映画の詳細:https://www.daito.ac.jp/gakubu/kokusai/asia21/movie/india.html

映画館の数がかなりある・・・

事前に予約して、受付して食べ物が必要であれば購入して(バーガーとコカ・コーラのセットで200円程度と、安い…!)案内にしたがってシアター内へ。
シアターに入った後に気付いたのだけど、そういえば英語字幕があるかどうかを確認していなかった…!
とにかく始まってから見てみようと思ったがやはりヒンディー語(字幕一切なし)。いや、何を言っているか何が行われているか、まったく分からん…

文明の利器を借りようと思ってGoogle translateを試みるも意味不明な日本語に。ラブコメなのに刑務所?登場人物の名前も違うぞ…?!


映画と全く関係ない翻訳が出てきた・・・刑務所?

あきらめて途中からすこしあらすじが書いてあるものを読んで、大体のストーリーを把握し(携帯はみんないじっているしみんな鳴らしている…イイね)歌と踊り中心に楽しむことにしました。

映画のはじめには皆で起立して国家を斉唱するようなのですが、私は映画館でバーガーを買うのに必死で遅れて入ったので聞けませんでした…次は最初から入るぞー!

大好きな女優が出演して、歌も透き通るような声で踊りも色彩・動きともに鮮やかだったことから、すべてヒンディー語・字幕なしだったのにも関わらず感涙してしまいました。

バーガーほおばりながらめっちゃ泣いてる一人のジャパニーズ…なかなかな光景‥‥

ストーリーは、インド映画でよくある「両家から(宗教やカーストや出身地・文化の違いの関係で)反対される恋人が涙ぐましい努力の末に幸せな結婚を勝ち取る」というもの。

大好きなAaliaさま(右)の美しさにほれぼれする3時間


自由恋愛が都市部では増えているものの、色々な敷居をまたいだ結婚のハードルは非常に高いインド。そしてそこから発生する悲しい事件もまだ農村部では残っているなんてことも時に聞きます。そんな現状を揶揄するような映画もたくさん出ています。
今回はパンジャブ地方出身の男性とベンガル地方出身の女性の結婚の話で、両家の文化や考え方の違いに苦悩する場面が多くでてきます。
インドの映画は長く3時間ほどあるのが一般的なので、必ず途中休憩があります。聞くところによると日本製の映画も短いのに途中休憩があったのだとか…

この映画の曲にハマってしまい、後日調子に乗って夫の会社の方(インド人の方)とこの曲の一部を踊ってしまいました…

インドの歌は音もきれいだし、なんだか心の底からエネルギーを感じるものが多くてとても好きです。
あとみんな有名な踊りはすぐ覚えて踊れるのも本当にすごい。夜のレストランでは有名な曲が流れるとみんな即座に同じ踊りを踊っていて衝撃を受けました…

ちなみにインドの映画はインドの数ある言語で作られるので、かの有名な『RRR』は実はテルグ語で、主題歌もテルグ語。サビ部分はナートゥナートゥ…とうたっている部分もテルグ語。ヒンディー語バージョンもあるのですが、ヒンディー語ではナーチョナチョ…と発音しています。

社会風刺も含み、インド神話の要素も含み、とにかく美しい顔立ちの方が多すぎるインド映画…またこれからも色々見ていけたらなと思います✨

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