次世代タクシー2つの対立
0円タクシーが少し前に話題になりました。0円であることの方が話題になってましたが、これの本質はどちらかというと、どこにいてもタクシーが来てくれる次世代タクシー配車システムですね。
私も昨年末にどんなものかと恐る恐る使ってみました。MOV(旧名タクベル)。
配車アプリをダウンロードしてクレジットカードなどの決済設定をしておきます。
そして自分のいる場所と行きたい場所をアプリで指定すると、来てくれます。地図上どこにタクシーがいるかわかってインターフェースはわかりやすいです。
自分のいるところに呼んだタクシーが近づいてくるのが、画面でわかります。そして、ほんとに来たときには結構感動します(笑)。
タクシーに乗り込んで、せっかくなので運転手さんにMOVの感想をいろいろ聞かせてもらいました。
私「結構使う人多いんですか?」
運転手さん「そうですね。私はすでに20人ぐらい乗せましたね。」
私「MOVって、運転手さん側から見るとどんな感じなんですか?」
運転手さん「便利ですよ。ただ、呼ばれて行ったときに、お客さんがいなかったらどうしようって思いましたね。最初は。」
私「呼ばれてお客さんがいなかったこととかあるんですか?」
運転手さん「私はいまのところないです。どのお客様もちゃんといてくれます。」
私「私もほんとにタクシー来てくれるのかなって不安でしたよ。お互い心配してるんですね(笑)。」
運転手さん「あとはタクシー乗り場で待ってなくても、どんどん迎車依頼入るので、普通にやってるよりかなり効率いいですね。」
私「なるほど。これまでみたいに無線での依頼はなくて全部MOVに切り替わってるんですか?」
運転手さん「いいえ。無線は無線で残っていて、それとは別にスマホでMOVからも依頼が入る仕組みです。2ルートですね。」
私「社内で抵抗とかないんですか?」
運転手さん「ありますよ。古い運転手さんなんかは、MOV使うのが怖いから、内緒でスマホ側の電源切って受け付けないようにしてますね。」
私「なかなかですね。いつの時代も新しいことに抵抗する層が一定数いるんですね。MOVやってる運転手さんと電源切っちゃってる運転手さんで収入に差が付いちゃいますね。」
運転手さん「そうですね。一回やっちゃえば簡単だしいいことばかりなのがわかると思うんですけど、なかなか。」
と会話してる間に家につきました。料金は事前に登録したクレジットカードから引き落としなので、面倒な現金のやりとりも不要です。
今回は運転手さんと会話しましたが、行き先も事前に入れるし、決済時のやりとりも不要なので、最初から最後まで一切言葉を発さなくてもタクシー使えます。想像以上に画期的なシステムでした。考えた人すごい。
ただ、新しい取り組みをはじめると必ず、やる派とやらない派の2つが出てきて対立しますが、次世代タクシーも見事にそのパターンにはまってました(笑)。
結局、システムを生かすも殺すも人次第ってことかなと。当面やる派がどんどん差をつけていってしまうでしょう。
やらない派は、オンデーズ田中社長の言うように、毎日違う飲み物を飲んで変化慣れすればいいんじゃないかと思います(笑)↓
おわり。
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