見出し画像

【読書感想文・本当に役立つ栄養学 肥満、病気、老化予防のカギとなる食べものの科学(佐藤成美 著)】摂りすぎ、偏りすぎをなくし、バランス良く食べよう。

Audibleで「本当に役立つ栄養学 肥満、病気、老化予防のカギとなる食べものの科学」を聴きました。

本書を聞き終えて思ったことは、

人間の体の中で起こっていることの複雑さよ!

ということです。本書に書いてあることを全て理解しながら食事、健康を考えることは、専門家でもない限りかなり難しいだろう、と思いました。

ですので、本書を読んで感じた、健康な体を作る食事への対処法は

・ 摂りすぎない
・ 偏りすぎない
・ 健康管理に対して食事に依存しすぎない

です。

とにかく食べすぎないことが大事と思いました。本書で「水中毒」を例に摂りすぎに対する注意喚起がありました。栄養素、ビタミン、ミネラル、全てにおいて言えることで、食物にはメリットデメリットが両方あります。体にいいからと言って、食べすぎると逆に体を壊してしまいます。

自分の場合、最近、体の調子は悪くないのだけど、人間ドックでそんなに良くない数値になったものがあり、色々調べてみたところ、タンパク質を無理やり取っているのでは?ということがありました。そこで、若干粗食にしたところ、睡眠の質がかなり良くなり、胃腸に負担をかけていたのかな?という結論に至りました。元々は健康、日々のパフォーマンスの向上を目的に始めたトレーニングですが、体を作ることそのものを目的にしてしまいそうだったので、早めに気づいてよかったな〜と思いました。

また、これと同時に、摂取する栄養のバランスがとても大事だな、とも今回の経験と読書で感じました。人間の生命維持システムは非常に複雑です。どの栄養が足りなくてもそのシステムのバランスを崩す可能性があります。

ですので、食べ物に関しては、何よりバランスを重視することが大事と思いました。そのためには、食事を美味しいと思うことが重要なのかな、と思いました。

お菓子を食べすぎるとお腹いっぱいで食事が美味しくならないし、添加物がたっぷり入ったものや、味が濃いものを食べすぎると、野菜など自然の旨味を美味しいと感じないし、ということでどんどん偏食が進み、栄養バランスが崩れるのだろうと思います。

サプリで補給とお考えの方もいるかもしれませんが、サプリはあくまで補助ですので、まずは食事でバランスを整えるのが重要かと思いました。

あとは、健康=食事と思いすぎないことです。細胞を維持するのは食事にしても、それだけでは、強化することはできません。適度な運動、良質な睡眠をとるなど、日々の生活を総合的に良いものにすることで、健康は維持、強化され、どれが欠けても良くないのだな、と再認識した次第です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集