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【読書感想文・時間と空間を操る「量子力学的」習慣術(村松大輔 著)】「量子力学で使われる言葉」を使って習慣が自分・他人に与える影響を「イメージ化」!

Audibleで時間と空間を操る「量子力学的」習慣術を聴きました。


自分は量子力学が専門ではないので,本書で使われる用語が少し理解できる程度なのですが,「量子理論に基づいて行動,習慣を改善しよう」というよりは,個人的な理解としては,「量子力学で主要な役割を果たすものの一つであるフォトン(光子)やゼロポイントフィールドなどの言葉とその性質を,行動が自分・他人に与える影響に当てはめ,イメージ化しやすくし,習慣の改善を促す」という内容でした。

本書の内容としては,「自分を褒めたり,他人のために行動することで,自己肯定感を上げ,ポジティブな状態を常態化させることで,パフォーマンスを上げる」ということを言いたかったのでは無いかな〜と思っています。

ですので,内容そのもので,個人的に新しいものはあまり多くなく,自分がかなり参考にしている「3つの幸福」(樺沢紫苑 著)「Atomic Habits」(ジェームズ・クリア 著)「Give and Take」(アダム・グラント 著)などの内容を,言葉を変えて説明している,というのが率直な感想です。

自分としては,本書であるような「ポジティブな振動数をもつフォトンの粒が相手に届く」ということは,イメージとしてはしやすいのですが,量子力学で取り扱っている量子そのもの動きが直接人間のメンタルに影響しているのか?と考えてしまったり,それは本当に確認されているの?と,先日の「基礎からわかる 論文の書き方」(小熊英二 著)の内容に引っ張られるかたちで思ってしまい,3つの幸福のように,神経伝達物質の観点から説明してもらったほうがいいな〜と感じました。

ですが,どんな観点から説明しようと,

・自分を褒める(ありのままを肯定する)
・人に与える

という行動・習慣は,広い意味で幸福を得るために必要なものだと確認できたと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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