【思考は現実化する 下】 読書#143
みなさん、いつもお世話になっております!
本日は、私の投稿の軸とする一つ「本」「読書」に関して書かせていただきます。
自己紹介に書いたマイルールを守りながら、私の大好きな本について書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!
今回は、世界的ベストセラー!
テーマは、タイトル通りものごとを現実化するための ”思考” だと考えます。
ヘッダーは、真染さんの作品を使わせていただきました!
ありがとうございます!!
目次
基本情報
ナポレオン・ヒル (著)
きこ書房 出版
2014年4月20日 第1刷発行
全384ページ
読書所要期間 7日
本書も、バリューブックスさんで購入しました!
私が本書に出会うきっかけ
〈上〉巻と同じになるなるのだが、もはや友人と言っていいかもしれない(と私が勝手に思っている)パートナー企業の社長さんから、突如として本書表紙の画像 ”のみ” がSNSで送られてきたw
特に理由を聞きもせず、とりあえず面白そうだったので買ったみたが、もうずいぶんと積読していたものだ。
私が思う、この本の本質
上巻冒頭で、大きく2つの目的が明確に示されている。
誰もが、すでに大成功している人々の頭脳と何ら変わらないということを自覚すること。
そんな自分自身の脳の使い方が間違っているかもしれないということを確認し、修正すること。
そして、下巻を読み終えて思うことは、
・上記1と2を踏まえて自分の意識を再確認する、あるいは、改めた上で、
・自分が辿り着きたい揺るぎないものを明確な目標にすえ、そこに向かってとことん戦略的に、コツコツ実践を積み重ねる
ということだと感じた。
これにより、読者の「考える脳力」と「富」を手に入れるための ”不滅の哲学” を紹介するものであると著者は言う。
私が感じたこと
敗北
これは、必ずしも何か特定の、その時の出来事から生じるものでなく、その人の内に持つ過去の経験から生じるのであると著者は言う。
確かに、過去から何かを学び取り、それを未来に生かすことは重要だ。
しかし、著者の研究からは、たった一度の失敗がその後のチャレンジを大きく阻害する結果が明らかになったという。
私自身の人生を振り返ってみても、その結果を裏付ける。
わかりやすいところでは、体育の授業での水泳と縄跳びが挙げられる。
私は、これらが苦手だ。
私は、これらの授業から逃げた。
毎度、見学に回ったのだ。
今思えば、逆に恥ずかしいのだが、この時はできない自分が参加することの方が恥ずかしいと思っていた。
だからこそ、今は思う。
特に水泳については、いつかはチャレンジして、まずはなんとか25メートルを泳ぎ切りたいとw
話を戻そうw w
翻って、過去から学ぶということは、過去に縛られるということなのか?
仕事においても何においても、そこに思考の中心が置かれること、つまり、過去との整合性をはかろうとすることが非常に多いように感じる。
もう一度言うが、確かに過去から学ぶということは非常に重要だ。
ただし、そこと比較して、あたかも過去のものが全て正当であるかのような判断軸しか持たないことは、逆に危険な気がしている。
過去から学ぶということは、決して過去を正当化することではないと考える。
過去の経験を活かして、そこを土台にして将来に向かってどれだけ跳ねられるかが、過去を活かすということではないだろうか。
敗北とは、次に勝つ原動力だ。
さらに著者は、その次へ向かうために必要な ”とある力” を特に重要視している。
お金の使い途
本書は、正直言ってかなりの文量を、
「どうしたらお金持ちになるか?」
という点に割いていると言って良い。
確かにそれは、決して悪いことでない。
一定程度の資力がなければ、明日の食事、今晩の寝床を心配しなければならない。
それでは平穏な暮らしとは言えず、例えばお花に水をあげるような行為にまで思考が及ばないだろう。
一方で、著者の失敗談として、お金の使い途、言い換えれば、「富の役目」についても語られている。
本書で得た知識によって、いつでも富を手に入れることができると著者は言う。
著者は現に、一度失った全財産を取り戻した。
しかし、取り戻した後は、その財産の使い途が大きく変わったことが本書で表現されていた。
子どもたちの多くが、「将来お金持ちになりた〜い」というのは昔から変わらない気がするw
しかし、これからの子どもたちによくよく考えてもらいたいのは、その使い方とその富を得る方法であると思う。
手に余るほどの富を得たことのない私から、子どもたちへの諫言であるw
むすびに(まとめ)
上巻の感想文において私は、
「本書でいう富は、必ずしもお金だけではないから、そのお金でない方を追求していきたい」
といった趣旨のことを書いた。
これは、著者も認めている紛れもな事実である。
当然に必要で、尊いことであることは言うまでもない。
しかし、そうした内面的安定と発展は、
「そもそも貧困状態がベースにある場合、それらに気持ちが及ぶはずもない」
といったことを指摘している。
全くもってその通りだと感じたし、だからこそ著者は基本的な条件として「富」をいったん「お金」においてわかりやすく説明を施していると感じる。
その点で、 ”お金持ちを目指す” ことが ”不浄なこと” かのように理解する私自身の認識に気がつくことができたと思っている。
上巻のむすびで、私は次のように書いた。
なんと下巻の終盤で、『不惑の四〇歳』というパートが出てきた!
なんという偶然かw
そしてここでは、私にとって非常に嬉しい、背中を押してくれる事実が記されていた。
「成功する人は、40歳を過ぎてから」
ということらしい!
若い時からお金持ちの人はいるだろうが、まだまだこれから何があるかわからないし、その先をどう過ごすかが最終的な成功をおさめるかどうかに関わってくるということだろう。
とすると、私の人生はここからが勝負である!
これまでは、充電期間。
私は、これまでコツコツ蓄えてきた栄養という名の知識と経験を、どう開放していくのか??
なんだか、これからの半生が楽しみになってきた♪
それでもやはり私は、大金持ちになりたいといった気持ちは生まれていませんw
でも、
「心の安定と発展は、貧困状態から抜け出すことでやっとスタートラインに立つ」
ということは、私自身がベーシックインカムに肯定的な理由の一つを言語化してもらった気がしてなりません。
本日も、ご覧いただきありがとうございました!!