vol.19「ムダをなくそう」 タイムマネジメント
人生を豊かにするため、仕事で活躍するため、実践で使えるタイムマネジメントのノウハウをご紹介していきたいと思います。
本日は「ムダをなくそう」をテーマに説明します。
日常的にある組織のムダ
業務にムダがないか発見するため、5つのムダがあります。
過剰品質のムダ
例:資料の作り込み
つくりすぎ、凝りすぎ、時間をかけすぎの過剰品質は、一見良いことのようにも見えるため、やりすぎには注意が必要です。インプット(かけた時間)とその効果を天秤にかけて判断しましょう。vol.16も参考にいただければと思います。
待ち時間のムダ
例:上司のチェック待ち。関係部署への周知待ち
待ち時間がかかる業務は極力早めに行い、待ち時間も有効活用できるようにしましょう。
コミュニケーションのムダ
例:毎週の定例会議に2時間、業務日報、営業日報など
報告することが目的になっているケースが多いです。また、過剰な情報は混乱を招きます。しかし過少な情報は、不要なやり取りを増やしますので、自身で情報を取捨選択できるようにできる環境を整えてあげましょう。
分業のムダ
例:資料作成の分担など
分業は「単純」「大量」の作業を役割分担によって効率化するためには有効ですが、複雑で少ない仕事量を分業すると逆に効率を下げます。分業が多いとその分引継ぎなどが多くなり、効率化を阻害します。一度見直ししてみましょう。
工程のムダ
例:ミスをチェックする業務
ミスをなくすための業務は本来なら無くすべき作業です。ミスが起きたら、第三者がチェックするという対策を立てがちですが、ミスをなくすために本当に必要なことは、他の誰かが二重にチェックをすることではありません。どうしてミスが起きてしまうのか根本的な原因を探り、解決に導きましょう。