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趣味は「映画と読書と音楽」と言っても良いですか? vol.206 読書 一条 ゆかり 「不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集」
こんにちは、カメラマンの稲垣です。
今日は読書 一条 ゆかりさんの 「不倫、それは峠の茶屋に似ている たるんだ心に一喝!! 一条ゆかりの金言集」についてです。
![](https://assets.st-note.com/img/1664623526872-beLH8USPpz.jpg?width=1200)
先日漫画家一条ゆかりさんを撮影しました。
一条さんからいろいろなお話を聞き楽しい時間でした。
そのときに編集の方から頂いたのが今作です。
自分は男なのでなかなか少女漫画を読む機会がなく、申し訳ないですが一条さんも存じませんでした。
ただ記事が出た後、知り合いや周りの女性たちがあの伝説の漫画家”一条ゆかり”に会ったの!っとざわつくのを妙な感覚を覚えました。
青春の一部とかいろいろな作品を全部買って読んでいたとか人生まで変わったとか「有閑倶楽部」大好きだったとか。
これはちょっと一条さんを知らなくては女性たちに申し訳ないと、まずはこの本から読み始めました。
もう、インタビューで聞いたざっくばらんな歯に衣着せぬ痛快な一条さんのお話が、ギュッと詰め込まれていて、お話が再現されたようで面白かったです。
一条先生、女性なので年齢は書きませんが、大ベテランですがとってもお元気で、70年代から第一線でご活躍していて、世の中のいろいろなものを見て調べて描いてきて、全てをやり遂げた方、もう怖いもの無し。
単に言いたい放題ではなく、経験してきたからこそと、恋愛や仕事や友情やいろいろなものを、ちゃんと”漫画の物語”にしてきたからこその金言なのでしょうね。
・そのままのキミはたいてい汚い。入口が汚いと誰もノックしてくれません
・男というものは、たいした覚悟がなくても女をホテルに誘う生き物です
・夫や彼が浮気してる…あなたがそう思うなら、まずしてる
・馴染みの店に行きたがるのが男。新しい店に行きたがるのが女
ひや〜ちょっと先生それは直球過ぎるというか、はい、もうその通りでございます。
まるで経験豊かな銀座のママに話を聞くようなw
・
一編が2、3ページと短いですがピリッとした金言が86編もあります。
一条さんの仕事観、恋愛観についてです。
全部素晴らしいアドバイスばかりですが
自分がピンときたところは
P.35 自分の好きなものと、才能があるところは別なので、仕事で成功するには、自分が何に優れているかを冷静に見極める客観性が必要だということですね。
P.45 こういうシミレーションって生きていく上で、絶対必要だと思うの。でも、たいていの人が失敗するのは、考える時に自分の願望を入れたり、自分の欲や欠点から目をそらしてしまうから。それで自分が本当に望んでいるものがわからなくなって失敗するのよね。
P.52 別れた彼が忘れられないのは、その後、ろくな男に会っていないからです!
P.64 世の中には、あなたの魅力の通じる少しの相手と、魅力の通じないたくさんの相手がいます。
じゃあ、自分の魅力が通じる相手はどうやって探したらいいのか〜〜だけど、それを知るには、まず自分を知ることが大事で、自分だったら、どんなふうに相手を幸せにできるか、というところから考えてみましょう。
P.69 「まったくしょうがないんだからぁ」という言葉が出るカップルは、女にとって結構居心地のいい、楽な関係だと思う。
P.100 女は確認しつづける生き物。態度で確認して、言葉で確認して、身体で確認して、さらにもう一度、言葉で確認する。それでもなおウソをついている男がいるっていうところがすごい。
P.118 早口はセクシーじゃない
P.127 もうひとつは習慣化することです。空気を吸うのが面倒っていう人はいないように、それをやることが当たり前って状態にする。でも、これが難しいのよね。悪い習慣はあっという間に身につくけど、いい習慣はさっさと忘れるから。
P.154 寂しさはカビみたいなもの。放っておくと全てのものを腐敗させます。
それと寂しさを埋める一番良い方法は、じつは人に慰めてもらうことではなく、人の役に立つ人間になることです。
P.158 知らないことは素直に聞けばいいし、素直に聞けば人は親切に教えてくれる。
男は教えるのが好きなんだと(笑)
P.172 全ての出会いには意味がある。この広い世の中で出会ったのは偶然じゃない。
イヤな人との出会いは人生におけるエクササイズ、良い人にであったらご褒美か次の教材(笑)
P.178 自分の正しさが相手の正しさとは限りません。自分の物差しで人を判断するのはある程度仕方がないけど、人に当てはめてはダメです。クローンでない限り無理です。
P.179 人は環境に感化されやすい生き物。ダメ男とつきあっていると、いつの間にかダメ子になってしまう。
ダメ男はずるいのよ、自分がダメだと責められたくないから、自分を肯定するために「キミは頑張りすぎ」だとか「もっとラクに生きればいいんだよ」だとか甘い言葉を囁いて、全力で彼女を墜落させにかかるわけです。
P.196 品性とは何か、それは、誰に対してもつねに公平でいること。自分の好き嫌いを評価の対象に入れないことだと思います。
P.206 人から見たら、たとえ脇役でも、誰が何と言おうと、あなたの人生の主役はあなたです。
P.211 本当の幸せは、他人がくれるのではなく、自分自身が本当に納得できたか、満足できたかということでしか手に入らないと私は思っています。
P.214 後悔は死ぬ時にまとめて
後悔とは2種類あるではないか!やらなかったことの後悔、やってしまったことの後悔。
やってしまったことの後悔は、次のステップに役立つんですよ。
・
もう本当に人生を長く生きてきて、人生(物語)を描いてきた人だからこその言葉。すごく刺さりました。
「有閑倶楽部」のその後もチラリとカラーで描かれています。ファンの方はちょっと嬉しいでしょうね。
いつか機会があれば一条さんの漫画を読んでみたいです。
この本にいろいろと一条さんの絵が載っていますが、上手すぎ!
当たり前ですね。
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セクシーは、ひねる動作にある!!
ヌード写真集はひねりばかり
/一条ゆかり