「なくてはならないものは買うが、それが何かは分からない」というジレンマ
才流・栗原さんの『死にかけながら学んだ、バリュープロポジションの作り方』がとても勉強になる内容でした。
特に上記は納得100%。大切なことは基本的にシンプルで奥深い。そして、やっているつもりでやってなかったりする。この「つもり」が一番怖いんですよね。
Must have(=なくてはならないもの)と、Nice to have(=あるとうれしいもの)
下記もとても勉強になりました。
「なくてはならないものは買うが、それが何かは分からない」
Must have(なくてはならないもの)
Nice to have(あると嬉しいもの)
顧客は自分が欲しいものが分からない
「なくてはならないものは買うが、それが何かは分からない」
これはある種のジレンマです。でも、どの製品・サービスでも起こりえます。このジレンマへの対応策(戦略)を企業は持たなければなりません。
Nice to have からMust have へ
この解の一つが支援業務なのかも…と最近思うようになりました。
ぼくが担当しているBtoB企業のWebマーケ支援はほとんどがNice to have からのスタートになります。地方中小企業は特に。 でも、アーリースモールサクセスを重ねていくことで徐々にMust have だと顧客に認識してもらえるようになります。
Nice to have からのスタートだと予算は小さいのがネック。でも始めやすいのがメリット。アーリースモールサクセスを重ね、Must have だと認識してもらえるようになって初めてガッツリした予算を組んでもらえるようになります。
「なくてはならないものは買うが、それが何かは分からない」への対応策は業種によって様々だと思いますが、Web制作会社の場合は「Web活用支援」でアーリーサクセスを重ね、Nice to have からMust have への変移をサポートするのが王道なのかもしれないな…と思っています。
そんな色々を考える刺激をもらえた才流・栗原さんの連載記事でした。とても勉強になる内容ですのでお薦めです。