わかりやすいコンテンツとは。
「わかりやすいコンテンツ」って言葉にするのは簡単だけど、その正体は謎だったりします。わかりやすいコンテンツって具体的にどういうことでしょう?
LIGさんの記事広告『【査定】ウィルゲートM&AにLIGブログを売却したらいくらになるか聞いてみた』を読んだら、「なるほど、こういうこともわかりやすいコンテンツのひとつだよなあ」と思ったのでご紹介します。
事前にミニ勉強 M&Aとは
皆さんは「M&A」ってご存知でしょうか。聞いたことあるけど、よく分かりません。企業買収?くらいなイメージです。いま調べたら、だいたい合ってました。
記事の内容
Web/IT領域に特化したウィルゲートのM&Aサービスを会話形式で紹介する記事広告。最終的には下記のサービス特徴が語られます。
わかりやすいコンテンツとは
記事を読まない状態で、『ウィルゲートM&Aの特徴』を見ても、ふーんって感じだし、言葉はわかるけど意味がわからないといった感じですよね。
でも、記事を読んだ上で最後にこの特徴を見ると、「なるほど!そういうサービスなのか」と思えるんです。それってすごいことだし、それが「わかりやすいコンテンツ」だと思います。
「目指す着地点に皆を迷子にせず連れて行ってくれる」
これがわかりやすいコンテンツだと思います。
日常的に接点の薄い「M&A」がテーマなのに、LIGさんの記事広告は軽やかにそのハードルをパスしていて流石だなあと思いました。
なぜ分かりやすいのか?
記事広告はこんな風に始まります。
LIGブログ編集長代理のまこりーぬさんが「LIGブログを売却したら幾らなのか?」ウィルゲートの吉岡さんに聞きにいく趣旨で記事が始まります。
会話形式だし、抽象論ではなく、超具体的な事例がバンバン出てきます。読みやすい。読者を迷子にしないために、「具体的なこと&スラスラ読める」が重要なのは間違いないです。
取材対象を理解し、最適解を選ぶ
でも、気をつけなくてはいけないのは、具体的でスラスラ読めるのは「ウィルゲートM&Aサービスが具体的でスピーディーだから」なんですよね。
つまり、「そういうサービスだから、そういうコンテンツになる(にした)」ということです。ここが真の肝だし、忘れてはいけない。それを勘違いして、サービスが伴っていないのに、「こういうコンテンツにしたい!」といっても無理だと思います。
LIGさん、まこりーぬさんのコンテンツの一番優れている所は「素材を理解し、素材の味が一番光る手法を選ぶ」だと勝手に思っています。美味しんぼみたいですが。素晴らしい料理人だなあ…というのがぼくの感想です。
仕事への姿勢がコンテンツに反映される
コンテンツについてはテクニックやTipsで語られることが多いですが、「コンテンツはテクニックではない」と個人的には理解しています。 素晴らしい料理人になるために技巧はもちろん必要ですが、技巧があれば素晴らしい料理人になれるわけではありません。
「素材を理解し、素材の味が一番光る手法を選ぶ」これは姿勢の話だと思っています。今回の記事広告では「LIGブログを売却するとしたら」という企画の設定が全体の骨子になっています。ウィルゲートのM&Aサービスを幅広く読者に理解してもらうための最適解として、まこりーぬさんが選んだのだとぼくは理解しています。
作り手側の姿勢の話
ウィルゲートのM&Aサービスを理解してもらう。そのために最良の手段を考える。コンテンツ制作はそこから始まっている。はずです。妄想ですが。
つまりは、「素材を活かしたい。素材を理解したい」「役に立ちたい。伝えたい」という作り手側の姿勢の話で。テクニックの前に姿勢がある。仕事の姿勢がコンテンツに反映されるんだよなあ…としみじみ考えたウィルゲートさんとLIGさんとの広告記事でした。勉強になりました。
「わかりやすいコンテンツとは?」の具体例として優れていると思います。ぜひ読んでみてください。
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