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「言語化」はトーク力ではない。
仕事において「言語化」は基本であり、重要スキルだと思っています。でも、「言語化=上手く喋ること」の勘違いが中々なくならない。
言語化のポイントは観察と分解です。自分の意見やアイデアを伝えることではありません。「他者」や「場」などの入り交ざった状況を観察して、分解して、整理することです。
言語化の目的は状況の整理
それによる結論やアイデアもいりません。言語化の目的は状況の整理です。何かを一発逆転で解決する秘密道具ではありません。ただ、大抵の場合、状況が整理させると「やるべき筋道」が見えてきます。整理にはその機能があるからです。やるべき筋道がその場の皆で共有できると合意形成が生まれやすい。
もし、合意形成に「説得」が必要だとしたら、整理ができていません。それは、状況の観察と分解ができていないということです。だとしたら、まずは傾聴をきちんとやりましょう。手持ちのカードを全て机に出さないと分解はできません。
でも、「カードを出せ」と一方的に言ってもそれは無理です。皆がカードを出しやすくする環境を作る必要があります。そのために「丁寧に話を聞きます」という傾聴の姿勢を示すのがとても大切です。
言語化に必要な3要素
観察する(カードを揃える)
分解する(要素別、時間軸)
整理する(優先順位、問題点)
これら一連の作業が言語化です。自分一人のタスクを言語化するときも変わりません。観察・分解・整理です。
思いつきを喋ったり、他者を説得するのが言語化ではありません。それは他の何かです。「喋るの苦手だから…」というのはほぼ関係ないし、できない理由になりません。できないじゃなくて、やらなかっただけかもと個人的には思っています。お試しください。
補足
Webサイト制作では顧客MTGでカオスになることもあります。整理して着地させるのはディレクターの役割ですが、同席した同僚Dから「稲田さんはトークが上手だから助かります」と言われたことがありました。 「違うんだよ。トークでやるんじゃないんだよ」と慌てて説明したのが上記ツイートの元ネタです。
Webマーケ支援をしていると、「書くことがありません…」とよく顧客から言われます。 ゼロから考えると手が止まってしまいますが、「書くこと」は日々の仕事の中に溢れています。何かあったら「あ、これは○○のテーマだな。今度書こう」と脳内にストックしておくのが役に立ちます。お試しください。
「言語化」の関連note
「話力」は仕事の主役じゃない。 というnoteも書いています。似た領域の内容ですので、よかったらご覧ください。
話力がなくても誰かの役に立てる
・話力は仕事の主役じゃない
・説得やロジックでは人は動かない
・相手を知ろうとする姿勢が大事
・大切なのは関係性の構築
そう思っています。だから、就活生で「話すのが苦手で…」という人もあまり心配しないで大丈夫です。話力があったらあったで武器だけど、なくても十分誰かの役に立つから。
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ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。
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稲田英資について
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