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新人時代の乗り越え方。「面白がるスキル」と「分けて考える」。

フレッシュな新人さんから営業電話がかかってくる季節になりました。こんな電話も取りました。


もし、あなたが社会人一年生で、「何でこんなことをしなくちゃいけないんだ…」と思っていたら、それは正しいと思います。そんな仕事しか用意できない会社が悪い。
本来、仕事とは誰かの役に立つものです。少なくとも誰かの役に立つ可能性があるものです。

まだまだフレッシュな新人に「できること&誰かの役に立つこと」を用意するのは困難ですが、それは会社がやるべきことです。「何でこんなことを…」と思ったら、あなたの会社が仕事について「こんなこと」と思っている可能性があります。本来、仕事は「こんなこと」ではありません。

やれることはある

でも、まだまだ新人なあなたは会社の方針や方法論をひっくり返す実力はないと思います。それは仕方がない。そういう会社を選んだのは自分でもあるはずなので。
でも、あなたにもやれることはあります。やれと言われた内容は「こんなこと」かもしれないけれど、取り組み方は自分で変えられます。

リスト渡されて電話しろって言われて嫌々やってる仕事でも、「自分の意図」を入れることはできます。上司からのオーダーはひっくり返せませんが、仕事の意図は自分で設計して自分で演出できます。


「意図」をつくると面白がれる

意図がないと「作業」になります。作業はつまらないです。
でも、意図があると「仕事」になります。

自分で意図を設計した仕事は面白いです。自分が演出家であり主演だからです。

仕事の意味

社会人になって、「働く意味/仕事の意味」を考え始める人も多いかと思います。とても大切なことですが、「意味」は人によって違うので、ある程度の年数を重ねないと見い出せません。「働く意味/仕事の意味」を社会人一年生のあなたが今考えてもあまり役に立ちません。

仕事の意図

一方、「意図」は自分でコントロールできます。自分で設定し、デザインし、演出するものだからです。どんな仕事でも、どんなオーダーでも、「自分の意図」を組み込む余地は残っています。仕事を面白がるための重要ポイントです。 その意味でも、就活生や新人の方たちに役に立つ視点だと思います。


新人時代の乗り越え方

  • 自分がコントロールできる/できないの線引をする

  • コントロールできないことは一旦脇に置く(会社や組織)

  • 仕事は意図が大事

  • 意図がないと作業になる

  • 作業は面白くない

  • 仕事を作業にしない

  • 仕事の大小を問わず「意図」を考える

  • 意図があれば仕事は面白い

日常では面白がって仕事をしながら、「この会社でいいのか?」は大切に考えるのがおすすめです。時間をかけてじっくり考えましょう。


潰れないためのコツ

・日常と重要テーマは分けて考える
・日常はなるべく面白がれる努力をする

慣れない社会人生活が始まって、いろいろ不安が広がる人も多いかと思います。その不安感は真っ当ですし、否定しないで大丈夫です。でも、不安感や葛藤に潰されないようにしておく必要があります。それが上記の2点です。

分けて考えるクセを身につける

面白がって仕事をしながら、「この会社でいいのか?」は大切に考える。そんな風に「分けて考える」というクセはどの局面でも重要だと思っています。
大切なことって重くて大きいから飲み込まれやすいんですよね。飲み込まれると日常に支障が出る。でも、大切だから捨てる訳にはいかないし。だからこそ、「分けて考える」は使える思考法です。日常も大切だし。

目の前のことを面白がっていれば、そのうち本当に面白くなるかもしれません。先のことは誰にも分かりません。もちろんあなた自身にも分かりません。

だから「やりたいことがない…」「これじゃない…」という就活生や新人もまずは目の前のことに「意図」をもって取り組んでみてください。自分で意図を作れればその内に面白がれますから。面白がることができれば、マインドを損わないで済むかもしれません。まずは潰れないようにする。大切なことはじっくりゆっくり考える。それができれば、どこでも何とかなると思っています。ぼくもそうでしたから。


面白がるというスキル

樹木希林も「おごらず 比べず 面白がって 平気で生きればいい」って言ってました。ぼくもそう思います。面白がるってひとつのスキルです。ぼくは表現者ではないけれど、優れたオーディエンスではありたいと思っています。それはきっと自分の人生を豊かにしてくれるから。

自分の周辺を、自分で面白がる能力は、自分の人生を歩いていくためにけっこうしっかり大切です。「意図」はその足がかりになってくれます。就活生や社会人一年目の皆さんはぜひお試しください。


関連note

仕事を面白がるには「意図」が大切。これについてnoteにまとめていますのでよかったらご覧ください。日々の仕事は面白がって、大切なことはじっくり考えましょう。分けて考えるのが大事です。 課題や問題を分けて考えること。

仕事に意図を作ること|稲田英資/Webマーケ支援


就活生の方はこのnoteを

「やりたいことがなくて…」と悩む就活生の方はこのnoteをご覧ください。 「好きを仕事にする」と「やったら好きになった」はそんなに違わないはず。ぼくがそうでしたから。雪見だいふくを左右のどちらから食べても同じです。

「好きなことを仕事にすればいい」という呪い。

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