スクリーンを観ている時間がずっと愛おしい。映画『ぼくのお日さま』
いやはや素晴らしい。スクリーンを観ている時間がずっと愛おしい。
少年も少女もコーチも好きだ。たとえ未熟で愚かな過ちをしたとしても。
ポスターやタイトルから「素敵で心温まる話」と思いがちですがそんなことは全然ないです。幼いし、未熟だし、残酷だし、分かりあえてない。失うし、傷を負う。傷つけた側も今は気づけてないけれど、近い将来に自分のしてしまったことに気づき、自分を長く責めるでしょう。それらをひっくるめてぼくは好きです。だってぼくたちの生活ってだいたいそういうことじゃないですか。ハンバートハンバートの歌が沁みました。
それにしても最近の日本映画の芳醇さがすごい。何回目かの黄金時代を迎えているんじゃないだろうか。
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