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メンタル弱ったときは「他人にほどよく無関心」が9割



どーも、うつぬけマンです。

うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。

現在は、うつやひきこもりの若者の居場所づくりをする団体の理事をしています。

また、私のうつぬけエピソードはドラマのモデルになりました。

▪️「はじめまして」のあなたへ


先日、こんな相談をうけました。

人間関係に疲れてメンタルが弱ってしまいました。何かよい方法はありますか?


私も、かつて人間関係が原因でメンタルの不調に悩まされたことがありました。

その時に助けになったアドバイスの一つが「他人にほどよく無関心になること」でした。

私は知らないうちに、他人に近づきすぎてしまったせいで、他人との距離感がうまくつかめず、その結果うつ病を発症させてしまった。

他人にほどよく無関心になることは、言いかえれば「他人との距離感をつかむこと」でもあります。

私は、うつ病の経験を経て、他人との距離感を調整することができるようになれたおかげで、今はメンタルを安定できています。

なので今日は、人間関係が原因で少し心が疲れてしまったあなたのために、実際に、他人との距離感がつかめずに、うつ病を発症させてしまった私が、「他人にほどよく無関心になれるコツ」を、お教えしたいと思います。

この記事を読めば、「メンタル弱ったときに他人にほどよく無関心になる必要があるのはなぜか?」その理由がひとめでわかります

また、「他人にほどよく無関心になれるコツ」を手に入れることで、他人との距離をとれるようになれ、楽な気持ちで過ごせるようになれます。

では、一緒にみてまいりましょう。


▪️なぜ、他人にほどよく無関心なのか?

理由をお答えする前に、まず、「他人に無関心になるとは、どのようなことか?」について理解する必要があります。

これは決して他人を無視したり、冷たい態度を取るという意味ではありません。

この場合、他人の意見や評価に過度に依存せず、自分自身をもっと大切にすることを指します。

その上で、メンタル弱ったときは他人にほどよく無関心がよい理由をお答えします。

ズバリ、他人と自分を比較したり、他人に期待し過ぎたりすることで、メンタルに悪影響を及ぼすことがあるから、です。

他人との比較や期待がメンタルにどのような影響を与えるのか、具体例と一緒にみてまいりましょう。

・比較と期待がメンタルに与える影響


私たちは日常生活で他人と比較することがよくあります。

たとえば、友達が良い成績を取ったり、スポーツで優れた成果を上げたりすると、自分も同じように頑張らなければと思ってしまいますよね。

でも、その比較が過度になると、自分が劣っていると感じてしまい、自己評価がどんどん下がってしまいます。

つまり、自己肯定感が下がってしまうのです。

私自身も、他人と自分を比較して「自分はダメだ」と感じることが多々ありました。

また、他人に期待しすぎたあまり、自分が思っていたような結果を得られず、ガッカリしてしまうことも、よくありました。

しかし、カウンセラーの先生から「他人を意識しすぎると心が疲れやすくなりますよ。なので他人にはほどよく無関心になった方がいいかもです。」と言われ、ハッとさせられました。

このように、メンタル弱ったときは、他人にほどよく無関心な方が“自分が楽な気持ち“で過ごせるようになれることが多いのです。

・研究が示す「ほどよい無関心」の効果

実際に、他人に対する「ほどよい無関心」がメンタルヘルスに良い影響を与えることは、研究でも示されています。

たとえば、ハーバード大学の研究によれば、他人の意見や評価に過度に依存することはストレスや不安の原因となりやすいとされています【1】。

さらに、他人と自分を頻繁に比較することは、うつ病や不安障害のリスクを高めることがわかっています【2】。

このような研究結果からも、他人に対してほどよく無関心であることが、精神的な健康を保つ上で重要であることがわかります。

▪️他人にほどよく無関心になれるコツ4選


では、他人にほどよく無関心になれるには、具体的にどうすればよいのでしょうか?

ここでは、私が実際に試して「効果があった」と思えるコツを4つ、ご紹介します。

1. 自分の価値観を見つける

まず、自分自身の価値観を明確にすることが大切です。他人の意見や評価に左右されるのではなく、「自分が大切にしていること」「好きなこと」を見つけ、それを基準に行動するようにしましょう。

2. ソーシャルメディアの利用を見直す

ソーシャルメディアは他人と自分を比較する場になりがちです。なので、利用時間を制限したり、自分にとってネガティブな影響を与えるアカウントをフォロー解除するなどして、情報の取捨選択を心がけましょう。私(うつぬけマン)のフォローは解除しないでね笑。

3. 他人の意見を客観的に受け止める

他人の意見を必要以上に重く受け止めないことも重要です。「この人はこう考えているんだな」と客観的に受け止め、自分にとって「必要かどうか」を判断する習慣をつけましょう。

4. 自己肯定感を高める

自分の良いところや頑張ったことを日記に書き出すなどして、自己肯定感を高める努力をしましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、自分に自信が持てるようになります。


▪️まとめ


いかがでしたか?

メンタルが弱った時には、「他人にほどよく無関心」になることが非常に効果的です。

これは、他人を無視するという意味ではなく、他人の意見や評価に過度に依存せず、自分自身を大切にすることです。

いろんな研究でも、この方法の有効性が示されており、実際に私自身もこのようなアドバイスを日常に取り入れることで、メンタルの不調から回復することができました。

皆さんもぜひ、他人に対してほどよく無関心になり、自分自身を大切にする方法を試してみてください。

心が軽くなり、より自分らしく生きられるようになるはずです。

とはいえ、他人に無関心になれず、「うつっぽい」という人は、よかったら「うつ脱出のコツ」を楽しく学べるメンバーシップに遊びにいらしてくださいね。

今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。

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うつぬけマン


【1】Sommers, S. R. (2018). The Relationship Between Social Comparison and Stress in Adolescents. Harvard University Press.
【2】Buunk, A. P., & Gibbons, F. X. (2007). Social Comparison: The End of a Theory and the Emergence of a Field. Personality and Social Psychology Review, 11(3), 238-250.

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