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うつによる疲れは「寝ても消えない」という話

うつによる疲れは、普通の疲れとは違う。

なぜなら、寝ても疲れが消えないからです。

たとえば、運動したり仕事をして感じる「体の疲れ」は、しっかり寝れば消えますよね。でも、うつによる疲れは、どれだけ寝ても取れないんです。

私も、うつのとき、どれだけ寝ても疲れがとれなくて、しんどい思いをしてきました。


この「寝ても消えない疲れ」に悩む人は私以外にも感じている方が多いと思います。

なので今回は、「その理由や対処法」について、“経験者目線”でわかりやすくお話します。

動いていないのに疲れる理由

普通なら、体をたくさん動かすと疲れますが、うつでは何もしていなくても疲れが取れません。

その理由として考えられるのは、心がいつも緊張しているからです。不安や悲しみ、ストレスが絶えず心にかかり、それが体にも負担をかけます。

体が動いていなくても、心の疲れが体に影響を与え、結果として「動いていないのに疲れる」状態になるんです。

“無気力感”と疲れ

うつの特徴の一つに「無気力感」があります。何をしてもやる気が出ず、以前は好きだったことにも興味を持てなくなります。こうなると、何もしなくても疲労感が増していきます。

この無気力感は、外から見てもわかりにくいですが、本人にとってはとても辛いものです。「自分は何もできていない」という気持ちがさらに疲れを増してしまうんです。

「落ち込み」が引き起こす疲れ

うつでは、ちょっとしたことでも落ち込みやすくなります。そして、その「落ち込み」が原因で疲れが増します。

たとえば、会話の中で「自分が悪い」と思い込んでしまい、それをずっと考え続けることで、心がどんどん疲れていきます。

この感情の波が、うつによる疲れの大きな原因の1とも言えます。

どれだけ寝ても回復しない理由

「しっかり寝ているのに、なんでこんなに疲れているんだろう」と感じたことはありませんか?

うつの疲れは、睡眠だけでは回復しにくいです。なぜなら、うつの人は眠っているつもりでも、深い眠りにつけていないことが多いからです。

寝つきが悪かったり、夜中に何度も目が覚めたり、夢をたくさん見るなどで、朝起きても疲れが取れません。

これが「寝ても疲れが消えない」理由です。


「早めの受診」をおすすめします

もし、こういった疲れが2週間以上続いている場合は、早めに専門の医師に相談することをおすすめします。うつは、早期に治療を受けることで、症状が軽くなることがあります。

心の疲れを軽減するために、まずは「無理をしない」ことが大切です。自分を追い込まず、「休むこと」を大事にしていきましょう。

まとめ

うつによる疲れは、普通の疲れと違い、どれだけ寝ても消えないのが特徴です。体を動かしていなくても、心が疲れていることで、体全体に疲労感が広がります。

もし、こうした症状が長く続く場合は、早めに医師に相談し、無理をせずに心と体を休める時間を作りましょう。

自分を大切にしながら、少しずつ回復への道を進んでいけるといいですね。

うつぬけマン

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