「機嫌が悪い人の顔を見ると、こっちまで機嫌が悪くなる」を解消する、たった1つのコツ。
機嫌が悪い人の顔を見ると、こっちまで機嫌が悪くなる」を解消する、たった1つのコツは、不機嫌な人の顔は極力見ないようにする。
どーも、うつぬけマンです。
うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。
現在は、うつやひきこもりの若者の居場所づくりをする団体の理事をしています。
突然ですが、こんなことを感じたことありませんか?
私も、そうでした。
職場でいつもイライラしている上司がいて、その人の近くにいくと、こっちまでイライラしてくることがあった。
おそらく、幼い頃から親の目を気にして生きてきたからかも、しれません。
だから、しんどくても人前に出るとニッコリしてしまうような“ニッコリうつ”(笑顔のうつ)になってしまったのだと思います…。
私のように、ネガティヴのものに目がいきやすいという性質を心理学用語で「ネガティビティ・バイアス」と言います。
ネガティビティ・バイアスは、ネガティヴなものを自然と引き寄せてしまう恐ろしい現象です。
メンタルが弱りがちな人にとっては、何があっても避けたいところ。
そうならないためにも、今回は「機嫌が悪い人の顔を見ると、こっちまで機嫌が悪くなる」を解消する、たった1つのコツを、ご紹介します。
ネガティビティ・バイアスを科学的に証明した興味深い研究結果があります。
アメリカ国立衛生研究所のハリリらの研究によれば、ネガティヴな表情を見ると、脳の中の扁桃体が反応するそうです。
この扁桃体は、不安や恐怖などのネガティヴな感情を処理する脳の領域です。
さらに興味深いことに、この研究では自然界の恐ろしいものや人工的な恐怖に対する反応と比較されました。
結果は明らかで、人は自然界の恐ろしいものや人工的な恐怖には敏感ではないことが示されました。
むしろ、ネガティヴな表情や否定的な言葉に対しては、扁桃体が反応しやすい傾向があります。
このように、人はネガティヴなものに注意が向きやすく、それが自分自身もネガティヴにさせてしまう傾向があるのです。
なので、ネガティヴな影響を避けるためには、できるだけ不機嫌な顔をしたり否定的な言動をする人から距離を置くことが必要です。
結局、「機嫌が悪い人の顔を見ると、こっちまで機嫌が悪くなる」を解消する、たった1つのコツは、不機嫌な人の顔は極力見ないようにする、なのです。
逆に、優しい言葉づかいやポジティブな態度は、周囲の人々に共感をもたらし、自然とフォローしたくなる魅力を持ちます。
なのでよかったら、私のフォローと、メンバーシップ入会も、よろしくお願いします(笑)。
うつぬけマン
※参考文献:『図解ストレス解消大全』(堀田秀吾著、SBクリエイティブ)