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【再掲】人間は考える葦である。でも、考えすぎると鬱になる。


「人間は考える葦である」

哲学者パスカルの、名言です。

人は自然界のなかの、「1本の葦」にすぎないけど、「考える」という能力をもっている点では「偉大である」という意味。

だから、「考える」ことは、大事です。

しかし、考えすぎてしまうのは、問題です。

なぜなら、「うつ」になってしまうから。

どーも、うつぬけマンです。

うつ経験を歌で伝える講演活動で全国をかけまわり、10年で1万人超の心に寄り添ってきました。

▪️「はじめまして」のあなたへ

▪️noteメンバーシップ「うつぬけ大学」


私がうつになったのも、考えなくてもいいことまで、考えすぎてしまったためです。

几帳面で、真面目な性格だった私は、「考えなくてもいいこと」まで考えすぎてしまい、頭の中がパンクして、うつになりました。

しかし、ある方法をつかうことで、考えすぎないようになり、ラクになれたんです。

「どんな方法!?」

なんて声が聞こえそうなので、今回は、実際に考えすぎてうつになるも、ラクになれた私が「考えすぎなくなれる方法」を、お教えします。

この記事を読んでだけで、「人間が考えすぎる理由」が、ひとめでわかります。

また、「考えすぎなくなれる方法」を手に入れられ、ラクに過ごせるようになれます。

では一緒に、みてまいりましょう。


▪️なぜ、人間は考えすぎるのか?


結論は、脳のデフォルトによる影響だから、です。

デフォルトとは、簡単にいえば、初期設定のこと。たとえば、スマホやパソコンを買ったとき、最初にいろいろ設定するようなことを、デフォルトといいます。

実は、人間の脳は、「考えすぎる」ように、デフォルトされているのです。

古代にさかのぼると、人間には子孫繁栄や生きのこりのために、外敵から身を守る能力が必要でした。その能力こそ、「考えすぎ」なんです。

たとえば、猛獣が目の前にあらわれたとき、すぐに対処するために、脳は過去の体験から学習したことを思い出そうとします。

危険から身を守るための「防御機構」として、常に、考えすぎるように設定されています。

そのため、つらい記憶や怖かった記憶は、頭に残りやすくなっているのです。


また、そういった記憶をすぐに取り出せるように、意識しなくても常に脳のスイッチをONの状態にしておく必要があります。

そのため人間は、「考えすぎる」という感度の高さを、保持するようになったそうです。

つまり、人間が考えすぎるのは、脳のデフォルトによる影響だったのです。

「なるほど、考えすぎないようになれる、よい方法ありませんか?」なんて声が聞こえそうなので、考えすぎなくなれる方法を、ご紹介しましょう。

▪️考えすぎなくなれる方法

結論は、マインドフルネス、です。

マインドフルネスとは、一言でいえば、「今この瞬間」に集中すること。

たとえば、瞑想やヨガ、座禅も、マインドフルネスです。最近は、グーグルやアップル、フェイスブックといった巨大企業も、マインドフルネスをとりいれているのは、あまりにも有名な話ですよね。

マインドフルネスのすごいところは、脳に影響することです。

マインドフルネスを10年以上にわたって実践している人の脳を調べてみたところ、身体感覚の高次の中枢である島(とう)や、思考や創造性を担う前頭前野で、容積が増えていたことが、わかっています。

また、加齢とともに厚みが薄くなる大脳皮質の厚さが、マインドフルネスを実践する人の場合、そのままキープされていたとも、いわれてます。

つまり、脳のアンチエイジング効果も、あるのです!

「マインドフルネスのやり方、おしえてくださーい!」という人は、以前私が書いたこちらの記事を、よかったら、参考にしてみてくださいね。


▪️まとめ

いかがでしたか?

人間が考えすぎるのは、脳のデフォルトによる影響だから、です。

古代から、我が身を守る能力として、人間の脳は、考えすぎるように、できています。

とはいえ、考えすぎてしんどいときは、「マインドフルネス」をすれば、ラクになれます。

今回は、こちらの本を参考にしました。



イェール大学医学部で学ばれ、マインドフルネス認知療法を取り入れた診療を展開される医師が、書かれた本だけあって、マインドフルネスのアレコレが超満載!

人気テレビ番組「世界一受けたい授業」でも、取り上げられてましたよね。

考えすぎで、脳疲労を休めたいあなたに、オススメです。

とはいえ、私のように、「考えすぎ」でうつになり、うつを治せなくて悩んでいる人は、よかったら、10年うつを克服したボクが書いた『世界一簡単なうつ病の治し方』を、読んでみてくださいね。

今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。

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うつぬけマン

参考文献:『世界のエリートがやっている最高の休息法』(久賀谷亮著、ダイヤモンド社)

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