グルーヴの再生としての2022振り返り
カバー写真は今年のベストフォト。OzoneDAOで訪れた朝霧の瀧原宮。
長期的なPDCAがうまく回るような時代じゃなくなっちゃったし、最近の振り返りはもはやグルーヴの再生、そして分かち合いという享楽なのではという感じで、振り返っていこうと思います。
こちらは今年印象に残っている10曲をプレイリストにしました🎧
西暦2023年まであと少し。
思えば2014年から毎年、新しいフェスティバルを年2.3本のペースで発表してきましたが、今年はそれを封印しました。
(これまではこんな体験作品づくりをしてきました)
小田原に越してきたこともあり、稀に見るスローライフ。
Ozoneチームの支えもあり、ちょうど良い暮らしを送らせてもらいました。
午前中は小説を書き、昼は畑で土を触り、帰ってきたら仕事をして、夜はミーティングして、本読んで寝る。だいたいがそんな日々。
小説は1年かけて1本なので大変に遅筆なのですが、大晦日にやっとほぼほぼ完成というところまで至りました。”人が植物に輪廻する世界”を描いた『RingNe』という作品です。ちょうど原稿用紙300枚でフィニッシュ。
今年の9月からはこちらの体験版の制作も始まり、会場や行政の後援も決定し、来月のリリースに向けて着々と準備を進めています。
特に印象的だった今年のグルーヴはこんな感じ。
・3つの体験作品(Known/demon/catastrophe)を発表できたこと
・自分がいなくても逃げBarが営めるようになったこと(1日店長が10名以上になりました! 1日店長はこちらで随時募集中)
・OzoneDAOの合宿があまりに最高だったこと
・北海道から西表島まで様々な民族文化を学びにいけたこと
・「生命が美しいとしたら、それは何故か」展を開けたこと
・Ozoneは新陳代謝の末新たなリズムを獲得し、たくさんの面白い案件に携わらせていただけたこと
・ほぼ毎日小説が書けたこと
年間を通して毎月Moon trip Yokohamaというサイレントフェス(2023年3月までやってます)を催し、ソーシャルフェスラボというフェスづくりのオンラインスクールを開き、後半はカカオセレモニーリトリートという3ヶ月のプログラムをしたり、文藝、芸能、継承、農耕、儀式、経営、旅、電脳と古今東西バランス良く巡らせていただだきました。
一方で、自分のできなさと葛藤した日々でもあり。
周りは当たり前にできるけど自分はできないことが結構あるのですが、今年はなんとかしようと思いつつ、やっぱりできなかったり、小説も書き進めるほどにできていないことがどんどん見えるようになってきたり。できないなぁ、才能ないなぁと、努力しない言い訳を作ってみたり。
憧憬と、自分ができそうな少しのこと。諦めて、明らめて、ただやり続けること、向かい続けること、妥協しないこと。今後の10年の最初の1年として、いい感じに打ちひしがれたけど、基盤となりそうなリズムは掴めてきたから、自分に負けず頑張る。
西暦2023年はきっとRingNeを中心にした年になるだろうけど、仕事方面では全然予定なくて暇なので、何かできそうなことあったらいつでもお声がけください。
世界は依然、時化の中なのに、生命とか、天体の巡りとか、習性とか、面白ければ笑うこととか、海に行けば懐かしい感じがすることとか、音楽とか、祈りたくなってしまうようなこの恒常性。落とさず抱えて、来年また会いましょう〜