鉄分 十分 いい気分
みなさん、こんにちは。いもじぇんぬのあきらです。
最近は一気に寒くなってきましたね。ついこの間まで暑かったのが嘘のようでいよいよ秋、そして冬に入っていくなと感じます。そして、この季節になってくるとだんだん焼き芋がおいしくなってきますね!11月ごろから本格的においしくなってくると思うので、ぜひお店にいらしてください(笑)
さて、先週の冷え性のお話でも鉄不足が原因とお話しましたが、他にも鉄不足は様々な症状を引き起こします。今回は、「鉄」についてフォーカスを当てていきたいと思います。
生物にとっての「鉄」
「鉄」。元素番号26番目の元素であり、記号はFe。鉄器、鉄鍋など日常生活品で利用したり、時には武器などにも人は使ってきました。また、植物においても微量必須元素であり、窒素、リン、カリだけでは植物は育たちません。また、海洋の植物プランクトンにとっても重要な元素であり、海洋の生き物達の命の源といっても過言ではないと思います。
私たちヒトはというと、赤血球の素となり、酸素を全身に行き渡らせる働きをします。
「鉄不足」になると
さて、鉄不足になるとどうなるのか?
まず挙げられるのが先週のお話でもあった貧血から引き起こされる、冷え性。次にイライラしやすくなったり憂鬱になったりメンタルにも影響が出てきます。
そして、妊娠時期において鉄が不足するとなんと生まれてくる子供の発育にも影響が出てくると言われています。また、胎児の鉄が不足すると母体から鉄をもらうので、母体の鉄分が不足し、イライラしたり、集中力が落ちたり
、落ち込みやすくなる「うつ状態」になりやすいといわれています。
人間の必要な鉄分の量ですが、成人男性で最低でも6.5mg/日、理想としては7.5mg/日、成人女性で最低でも8.5mg/日、理想としては10.0mg/日と言われています(妊婦さんの場合はこの数値に初期の場合は+2.0~2.5mg、中期、後期の場合は+8.0~9.5mg必要になってきます。)
「でも、健康診断の血液検査でも正常な数値だったし、私にはカンケーないしーーーー」とこのページからバイバイしていなくなってしまうまえに、もう少し私にお付き合いください。
実は・・・・・・・血液検査が正常であっても、鉄不足の場合が多いのです。なぜなら、通常の血液検査の場合測定しているのは赤血球の数値。鉄分を測るには、フェリチンというたんぱく質の数値を測定する必要があるのです。
フェリチン・・・血液中の鉄の貯蔵や濃度調整を行うタンパク質
鉄欠乏の体のサイン
〇 固いものを噛みたくなる(氷や飴など)
〇 爪に丸みが少ない、割れやすい、柔らかい
〇 イライラしやすい
〇 憂鬱、不安
〇 髪の毛が抜けやすい
(奥平智之著 マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけより)
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鉄分をとるには??
食べ物に含まれる鉄分は、2種類あります
〇 ヘム鉄・・・吸収率が高い鉄(レバー、魚肉など動物性のもの)
〇 非ヘム鉄・・吸収率が低い鉄(ほうれんそう、納豆など植物性のもの)
ヘム鉄の方が吸収率はいいですが、肉や魚ばかり食べるのではなく、バランス良く食べることがポイントです。また、ビタミンCやクエン酸などと一緒にとると、鉄分が吸収しやすく性質が変化するので、果物などと取ることがおすすめです。
(上の奥平先生の本にも色々とレシピが載っています。)
これから寒い時期になり、気分も落ち込みやすくなりますが、温かい鉄分たっぷりのおかずでこれからの季節をお過ごしください。
参考
奥平智之著 マンガでわかる ココロの不調回復 食べてうつぬけ
大正製薬HP: https://brand.taisho.co.jp/
太陽化学HP: https://www.taiyokagaku.com/