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【手帳と暮らしのエッセイ】七十二候に追われるはなし

「暦」と言うと大抵こんな文句が続きますよね。

日本には二十四の節気と七十二もの季節があることを知っていますか?

はい、こちらの帯に書いてありました。

『日本の七十二候を楽しむ ー旧暦のある暮らしー』文・白井明大 絵・有賀一広 東邦出版
こちらの本は初版が2012年、2020年に増補新装版が出ています。1冊手元にあるとゆるく眺め続けて飽きのこない良本だと思います。

あることは知ってますが内容までは知らない、でも知っている私でいたいというところが正直なところです。

毎日忙しく過ごしていると時々「丁寧な暮らし」願望が大波のように襲ってくるのはなぜでしょうか。その際たるものの1つが七十二候のような気がしているんですよね。

※お断り※
淡々と着実に丁寧に暮らしている人はきっと「丁寧な暮らし」という言葉を安易には吐かない気がします。

今回私が飲み込まれた「丁寧な暮らし」の大波、不意に七十二候に追われた結果何をしたかと申し上げますと、よせばいいのに夜な夜な七十二候シールを手帳に貼って寝不足という本末転倒なことをやっているわけです。

こんなふうに。これを×72回繰り返してるわけですよ!

来年の手帳買いました!自分軸手帳!

……シール、小さいですね。毎日書き続けられるモチベーションを保てればと思って週間バーチカルのところに貼ってみました。マンスリーに貼ることも考えたのですが、まめに日々をチェックしていたいという思いも込めてこちらに貼ります。
ちょうど今時期は小雪。11月末ごろは次候の「朔風葉を払う」あたりでしょうか。木枯らしが吹いて葉っぱが落ちるって季節。

貼ったのはこちらのシール。新日本株式会社の七十二候の36候のシール。「春と夏」「秋と冬」バージョンがあります。

新日本株式会社の七十二候の36候のシール。写真は春と夏。HPより画像を拝借しました。

手帳のセットアップでは、あらかじめ季節に応じたデコをしておくといいという話をいろんなところで見聞きしたので採用してみました。

手帳の最後にはこのシールの台紙(同封の厚紙)を貼っておきました。

新日本株式会社の七十二候の36候のシールの台紙

これでウィークリーを書き(描き)ながら、今の候を確認することができます。
そこから先述の『日本の七十二候を楽しむ ー旧暦のある暮らしー』の本を開けば、季節エピソードがほろりと私の中に入ってくるシステム。これで外に出て季節を感じて深呼吸すれば上々の暮らしが待っております。

さらに欲を言えば……
買って袋から出してすらいない無印の週めくりカレンダーに、暦に応じた1日1イラストを描いていきたいものです。

無印良品「月曜始まり・週めくりカレンダー」

さらに欲を言うならば、季形式のとらわれないお絵描きもしたいものです。七十二候関係のお絵描き。今の時期、雪が舞うような中を飛ぶカワセミも美しい……なんて本に書いてありました。

クレヨンで描いてはみたものの、なんか違う気がするカワセミさん。

こうして欲を重ねれば重ねるほど、なんだか別の方向に行ってしまっている気がしますが……。

大事なのは、外に出て空気を吸って季節を感じることってわけです。
雪の舞う中、カワセミでも探しに行こうかしら?

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