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「お題をもらって贈り物を考える」というプライスレスな喜びを噛み締めています

贈り物を考えることが好きです。最近は名指しではない程度の具体的なお題をいただいて、そのテーマに沿った贈り物を考えることが好き。贈りあってどうしてこれを選んだのかプレゼンしあうというのも好きです。

例えばお題が腕時計の場合。欲しい腕時計がデジタルなのかアナログなのかまでは指定してもらいます。そして仕事用なのかプライベート用なのかその両方なのかなどはヒアリング。そのあとは送り主にお任せで真剣に選ばせてもらいます。これがお題提供型の贈り物ってわけです。

益田ミリさんの漫画『僕の姉ちゃん』でこんな会話が出てきたことを思い出します。(手元にないのでうろ覚えですがおおよそこんなことを言ってた気が……)

「女はね、プレゼントで得をしたいわけじゃないの

益田ミリ『僕の姉ちゃん』で確か言われていた気がする…
『僕の姉ちゃん』益田ミリより。

新しい電子レンジが欲しい。スマホを変えたい。どこそこのブランドの時計が欲しい。すでに具体的に欲しいものが決まっている場合、おそらく私は自分でなんとか算段をつけていずれ購入します。それを棚ぼた的に与えられてもラッキー⭐️程度にしか思いません、きっと。親戚のおじさんくらいの関係性の人に買ってもらえればそれは嬉しいけれど。


贈り物で感じたいのは、そこに愛があるのか?ということ。私のことをどれだけ考えてくれたの?という時間の積み重ねを実感したい。そして贈られる側も「楽しく選ぶ権利」を相手に贈っています。贈り物は贈りたいから贈っているわけで、義務になったらやめた方がいいくらいです。

一方、もらう側も不要なものはやっぱりどうしてもいらないわけで、愛が重すぎる場合は余計に厄介になるリスクもあります。なので、いいな・欲しいな・もらっても損はないなというラインは事前に具体的に確認しておきたいところです。

……まぁこれは、恋人同士とか夫婦とかごく近しい親族や親友とか限定の話ではあるのですが。儀式的に贈らなければいけない場合は無難なものやら現金やらAmazonギフト券やらを贈っていますよ、ちゃんと。
ただ、ここぞ!という贈り物をする機会があるときに、聞ける相手であれば、そしてそれが喫緊の必需品のようなものでなければもう鉄板でこの手順で進めます。

  1. 贈り物を贈りたい旨を伝える(断られた場合は私のために贈らせて欲しいと心を込めてお願いします。予算感を伝えることも。)

  2. おおよそのお題を出してもらう

  3. 具体的に欲しいものが指定されている場合は別のお題を検討してもらう

  4. 自分チョイスで選んでいいか再度念押しをする

  5. 場合によって状況をヒアリング、ヒントを集める

全部にゴーサインができたら、おめでとうございます、贈り主の嬉しい権利獲得です。全力で楽しく贈り物探しを楽しみます。

こうやって私が今得て目下楽しく味わっているのがこちら。贈り物を考える喜びを噛み締めています。

お題:5寸ほどの日常づかいのお皿がほしい

こちらは結婚祝いというやつです。この適度な指定がたまらないですね。

5寸すなわち約15センチ。メインディッシュはのらないけれど、料理を1品のせるのには程よい大きさだし、ケーキをのせるのにもいい。取り皿として使うのにも便利だし、場合によってはお茶の際のソーサーとして使えなくもない。おそらく受け取る方は、メインディッシュをドーンのようなお料理スタイルではなくて、ちょっとしたものを複数品食卓に並べるタイプ。炒め物でも煮物でも、餃子なんかでも使ってほしい。そして朝ごはんはパンとコーヒー。パンにも似合うお皿がいい。

結婚祝いだから、愛しい人との新生活なわけで、ちょっとした記念品でもある。だからと言って紅白皿を贈りつけるのも品がない。自分ではなかなか買いきれないちょっといいものを複数枚。普段づかいだからシンプルで飽きのこない、食卓で目立ちすぎず、でも洗練されているもの。え?これって北欧スタイル的なやつ?有名どころの焼きもの、和モダンな皿もチェックすべきか?

私の頭の中より

この選んでいる時間がとても幸せです。

参考までに……。
私が夫婦でやったことのあるテーマでよかったものをあげておきます。

・万年筆
・特別な日に飲むビール
・休みの日につける腕時計
・気分を上げてくれるジョウロと長靴
・コーヒータイムをより楽しむためのカップ
・リビングに置きたい木の時計

このシステム、恋人同士や夫婦で予算を決めてプレゼント交換するのもとてもオススメです。ぜひプレゼンつきでやりましょう。自分では選ばないけれど不思議な納得感があったり新鮮な発見があったり。プレゼンの力も試されます。相手の考えや好みも知ることができて2倍楽しいです。


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お読みいただきありがとうございます。このnoteはアラフォー農業専従者・2児の子育て中の私、imoえんぴつが農業以外で自分の看板を立てようとして始めました。イラスト・文・グラレコなどを駆使して見える化≒デザインを広く練習中です。文具好きのアナログ人間。子育て・日々の気づき・文具・キャリアチャレンジ・デザインの勉強・イラスト・はたまたnoteそのものについて……などをテーマにnoteを楽しんでいます。

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