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週めくりカレンダーに1日1絵、描いてみる。始めて10日過ぎて見えてきたこと
今年「週めくりカレンダーに1日1絵」を描き始めました。
こちら、無印良品の月曜始まり週めくりカレンダー。
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スリムなのでモニターの隙間などに置けます!という売り文句を、シンプルなので隙間時間にイラストが描けますと言い換えて取り組むことにしました。1日1絵ずつ描いていくという趣味のようなものです。
無印のこのカレンダーに絵を描き込んでいくというのは、インスタで見かけたアイディアでした。れっきとしたイラストレーターさんが手がけるカレンダーの絵はそれはそれは素敵で。もちろんイラストの良さありきのことにはなってくるとは思うのですが、それはさておき話を進めます。(「前置きと言い訳はさておきやってみる」が今年の私のテーマの1つでもあります。)
程よいくらいの小さめのマスに視覚コンテンツがギュギュっと詰まっている感じがどうにも愛おしいんですよね。そして7マスごとにページをめくれる週めくりという括りも画期的です。マンスリータイプに比べると「こんなに描かなきゃ!」というプレッシャーを視覚化しなくてすみますし、1週間ごとにリセットされれば適度な連なりとフレッシュさを同時に楽しめます。
じゃあやってみようではありませんか。
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描き始める前に決めていたのはざっくり3つ
・画材は色えんぴつメインで統一(細部にピグマペンは使う)
・季節感を意識した題材。七十二候も意識する
・基本的に一発描き、時間をかけない
そして10日続けられました。
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1つのことを習慣として定着させるには2週間かかると言われます。ということは今月半ばには晴れて「1日1絵」が習慣化するというわけです。
小さな「やってみた」を1つずつ積み重ねるような年にしたいものです。
さて、10日ほどやってみてわかったことがあります。
・うまく描けた!と思う日もイマイチな日もある
・自分のぼやきのような文字を入れてしまう癖がある
・所要時間は想定どおり10分程度。この程度ならしんどさは感じない
季節のことを描こう!という想定は「ネタ探し」には役立ちますが、それよりも1日(もしくはもう少し長いスパンの最近)を振り返ってみれば、日常のさりげない1コマにに季節感が映り込んでいることに気づきます。なわとびって夏よりも冬にやることが多い気がするし、大根が美味しいのも冬。描くことを通じて、季節感を手にとって眺めるような感覚を味わえています。
イラストを練習しよう!という目的がなんとなくあっての「1日1絵」だったのですが、それは「1日10分色えんぴつを握る時間」としてストレッチのようなもの。実際にやってみると次第に描く内容を考えることが楽しくなり、絵の練習に励みたいというよりも、日常のこの1コマ・ちょっぴり心が動かされた瞬間をスクラップしておきたい……という気持ちが高まってきました。純粋に楽しいのです。文字を入れることは想定していなかったのですが、絵日記スタイルに落ち着きました。年の終わりに振り返るのが楽しみです。
そしてここを強調したいのですが、10分程度の取り組みならしんどさが皆無ということ。小さなマスなので描き込む絵は1つだけ。マスが小さいからネタ探しというほど探さずとも、描きたいもの・描いてみたいものは捻り出せます。失敗したとしてもきっと横並びになれば失敗は目立たないはず!と開き直ることもできそうです。実際に絵が連なっていくと失敗のことはどうでもよくなってきました。
ただし、これを1週間分をまとめて描こうとすると70分かかるわけです。1日のうち70分をこのカレンダーのためだけにに割く余裕が私にはありません。習慣ってすごいかも、積み重ねってすごいかも……。1週間描き終えたときの満足感はここからくるのかもしれません。
ということは、小さな「やってみた」を積み重ねていくという私の今年のテーマはかなりいい線をいっている気がしてきました。
適度な開き直りと緻密さを掛け合わせて、たまにその結晶を眺めてニヤニヤしながら前に進む。これって「自己効力感」ってのに繋がるのかもしれません。そんな風に今年も進んでいきたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。