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はじめまして、ただの英語好きです。 これからここに自分が好きで勝手に訳したコンテンツを一部抜粋し、upしていこうと思います。 自分が好きで勝手に訳しただけですので、当然誤訳、文法読み取りミス、聞き取りミスなどありまくりです。 また著作権に関する申し出があった場合、このアカウントは直ちに削除いたします。 参考程度に楽しんでください。

    • ワクチン二回目以来、熱やら頭痛やらで完全ダウンしてます。更新まで時間あくかも。

      • 9 噓つき自伝

        イギリスの大学受験の仕組みについて触れておくのを忘れていました。本当にざっくり説明すると、 ①出願→書類審査、面接 ②内定(条件付き合格、大学入学資格試験の結果次第で判定が決まる。この時点で一発合格or不合格の場合もある)←グレアムの場合、あと体育だけAレベルをクリアできればケンブリッジに入学できる。 ③最終合格 こんな感じです。間違ってたら教えてください。たぶんケンブリッジ以外の二校は一発合格もらえたってことだと思う。ケンブリッジは面接官(学長)の言い方がごにょごにょして

        • 今日はグレアムの命日です

          1989年10月4日はグレアムチャップマンの命日です。48歳でした。喉頭がんを発症し、そのがんが身体中に転移。晩年は車いす生活だったそうです。 亡くなる10年ほど前の1978年に重度のアルコール依存症を克服し、自分で映画を作ったりドラマシリーズを旦那さんのデイヴィッドさんと一緒に製作したりして、やっと人生が落ち着き始めた矢先のことだったように思います。 自身も医者であるグレアムは、死期が迫る中の入院中のベッドで自身の身体について「大丈夫」と兄のジョンチャップマンなどに伝え

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        • 嘘つき自伝
          8本

        記事

          8 噓つき自伝

          第三章 ケンブリッジ ケンブリッジ。何の特徴もないだだっ広い敷地に建てられた大学の街。 (☆あまりにもケンブリッジが何もないところ過ぎたのか、なんで昔の人はこんな場所を街にしようとしたのか?というグレアムの憶測がまるまる1ページくらい書かれています。そして面接当日の話へ。) 1958年。フォードアングリアは警察官警部とチャップマン夫人、そして医者が着てそうだからと選んだ、少しませたスーツを着こんだニキビ面の少年を乗せ、大きく振動しながらA604号線を南に走っていた。その少

          7 嘘つき自伝

          第二章 数日後には、僕はニースにいるはずだ。ジェンキンスがウォッカマティーニに夢中になっているのを脇目に、プールサイドで太陽を全身に浴びる…。 「おい!どこ行くんだ!」 誰かが叫んだ。いったい誰の叫び声だ?確認しようと声のする方に目をやったその時…。 目に映るすべてがベージュ色になり、視界の端には紫の点々が見えた。鼻をつんざく焼けたゴムの匂いと、肩を刺す鋭い痛み。水しぶきが目を覆い、遠くに聞こえる波の砕ける音が突然止んだ。 「サンドイッチ、もうひとつどう?」 母が僕に言っ

          6 噓つき自伝 グレアムチャップマン

          1968年、ハムステッドにて。(ほんとは1969年、ベルサイズパークにて。でもハムステッドのほうがいい感じだから。1968年だってわざわざ嘘つく理由は特にない。) 20世紀も半ばを過ぎ、誰もがゲイか黒人か薬物中毒になっていた頃、ウォーリック大学の英語の必修クラスで、僕は関係詞節の穴埋め問題に手こずっていた。この時期を表現するために僕は「トレンディ」という言葉を造り上げた。(普通によく使われている「トレンディ」とは全く違う新しい言葉で、意味は「トレンディ」と同じ)この新しい「ト

          6 噓つき自伝 グレアムチャップマン

          5 嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          第一章 ☆第一章はグレアムが産まれるところから始まります。人の生い立ちや幼少期の話って退屈なことが多くて、グレアムも書きながら「zzzzz…..」って寝ちゃってます。 原文には注釈にも細かいネタが怒涛の勢いで盛り込まれてて、全てはとても訳し切れないし訳すと面白みが減っちゃいそうなので、ここでは日本語訳の文として読んで面白そうなエピソードを抜粋して紹介しようと思います。 またこれ、パイソンズで一番狂ってる(賛辞)グレアムの自伝ですので、途中でいきなりグレアム作であろうスケッチ

          5 嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          4 嘘つき自伝 グレアムチャップマン

           聖アルバー病院の設備や現代的な入院病棟は、おそらく部分的に見て言えばこの国一番のクオリティであると言えただろう。でも僕が送られたのはその綺麗な部分のどこでもない、よくある典型的な大きい病院といった感じの治療のための病棟だった。薄汚い廊下に、人が溢れる病室、サボってる看護師、ホガースの絵みたいな狂乱状態の入院患者、ペダルをこいで自家発電しなきゃ見れないテレビ…。 ~中略~ ☆そんなこんなで病院に担ぎ込まれ、血を抜かれたり治療薬やバリウムを飲まされたりして治療らしい措置を受け

          4 嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          3嘘つき自伝 グレアムチャップマン

           重苦しい布団を蹴とばし、床に足をついて立ち上がった。なにか支えになるようなものに掴まったりもたれたりしながらゆっくりと着替えて、よろめきながら部屋の中を歩いた。カーテンをしっかりと閉める。これでレーザービームも消え去った。僕以外なにも動くものがないこの部屋の中…気分もだいぶマシだ。パイプを拾い上げ、火を灯す。この至って単純で機械的な動作が僕に自信を持たせてくれる。自分で自分を制御できてる。コントロールできてる。いつもだったら朝起きてから30分間は、ボトル1本分のジンを飲み干

          3嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          2嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          前章 1977年12月26日、午前11時  もう少しの辛抱だ。今回は寒い時期にやってみた。禁断症状を和らげる薬も使わない。冷や汗と震えばかりの眠れない夜。いや、もしかしたら今本当は眠っていて、眠れない夢を見ているだけなのかもしれない。だとしたら今は眠れてる。寝返りを打ち、枕を叩いて形を直す。これで少しは楽になるはず。つま先とすねが痺れてる。感覚があるか確かめるために、まず片っぽの脚でもう片方を触ってみる。それから震える手で触れて確認する。手の震えを抑えようとすればするほど、

          2嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          1嘘つき自伝 グレアムチャップマン

          グレアム自伝をちょこちょこ訳します。自分がウワー!ってなった箇所だけ抜粋して訳すかも。まずは冒頭箇所です。デイヴィッドシャーロック氏はグレアムと同棲し人生を共にした恋人です。どこをダグラスアダムスが書いたのかとか知りたいけど、何の手掛かりも無しです。でも結局ほとんどはグレが自分で書いたんじゃないかな?とオタクは勝手に思っている。そして出てくるエピソードにも嘘はそこまで無いと思っている。わからん、グレアムの存在そのものが嘘かもしれないけど。 ─────────────────

          1嘘つき自伝 グレアムチャップマン