台風が来る。ふとその気配を嗅ぎ取った。 長く喘息と付き合っていると、低気圧や台風が近づくのが分かる時がある。胸が痛んだり、寝付けなかったり、初めは仰向けで寝ていたはずなのに、起きたら横を向いて体を丸めていたり、些細なサインに私の肉体は敏感だ。 今に関して言えば、寝苦しく目が覚めた。少し頭も痛い。暗い中iPhoneを手探って掴む。パッと照る画面が眩しくて、眉を顰める。示す時間は3:26。天気アプリの青のグラデーションに触れる。予報を見ると、今日明日は保ちそうだが、明後日から
土曜日。 母の機嫌が悪くて、ケーキを沢山並べた。 日曜日。 仕方のない事だが、理解を得られなかった。 月曜日。 ある意味でとどめを喰らったが、この時はまだ、痛みに耐えていた気がする。 火曜日。 午前中、余りの痛みに打ちひしがれていた所、昼休みに眠って起きたら、遂にそれの一部が剥離して、眼前に転がった。 水曜日。 剥離したそれを少し確かめに行った帰り道、小指の爪が少し剥けたが、流れる血が綺麗だったので、絆創膏を買わずに帰った。 木曜日。 剥離したそれが元に戻った訳では
これを書き始めたのは4/20で、4月こんなに終わってたんやって絶望してます。泣いていいか? 振り返りとしては、平面のoutputと本と漫画のinputが多めだった。 4/2 アナログ絵描いた ゆるく通話しながら絵を描いたその1 SARASAのマーブルボールペン使いたくて描き始めたけど、なかなか満足。 メイキング的なのもちょっと残してた 4/3 アナログ絵描いた2 ゆるく通話しながら絵を描いたその2 4/5 ゆぴ太の恋人読んだ 前から好きだった作家さんの連載中の
3月からはなるべくちまちま日々書いていく。 振り返ってみると、仕事始まったのと引越であんまりアウトプット出来てない月になっちゃったな。しょぼん。 3/1 久しぶりのセルフポトレ 最近セルフ撮ってない事に急に気付いたので、勢いで撮った。結構気に入ってる。 「貴方の想像よりもパンクで貴方の想像よりも従順」という長いタイトルを付けた。 3/2 セルフポトレ なんかテンションが続いたので撮った。 タイトルは「500円の幸福」 友人に会った帰りに花を買って、それを元に組み立
何となく今月やった事をまとめて残しておいてみる。正直今月はそんなにやった覚えもないけど、、、 毎月残しておけたらタスク管理とかやる気にも繋がって良い気がするので続けたいのと、続ける為にすごく軽めに書くシリーズになりそう。っていうかそうしたい。 2/2 暇を持て余して絵を描いた ちっとも描き終わってないけど気まぐれに絵を描いてたらしい。 髪の毛に偏執的にこだわりがあるのだけが伝わって面白い。 タイトルは「造花より綺麗な花を探す旅(仮)」 ボカロ曲の「フォニイ」の歌詞を踏
はじめにこの記事はゆる言語学ラジオ非公式アドベントカレンダーの14日目として認めたものです。この場をお借りして文章を書けること、誇りに思います。関係者の皆様に心より感謝申し上げます。 前の記事はゆる科学部さんの「チ。ー地球の大きさについてー」、次の記事はYujin6さんの「ゆサDマイクラ鯖がこの先生きのこるには」です。 注意事項この文章は、6000字ほどの長い身の上話です。ノンフィクションの為、n=1の話しかない上に実在の人物・団体が登場します。失礼な表現や過剰な表現が無
ピアノもバレエも習える身体では無かった 病室で点滴をして折り紙をする 固定された右手でペンを取って絵を描く 呼吸の仕方を時々忘れて 数えきれないほど脳細胞が死んだ 本気で笑っても泣いても苦しいから 時計を見ながらかけ算を覚えた 漢字辞典の最初の80文字を覚えた ピンクハウス、メゾピアノ、 シャーリーテンプル、ポンポネット 少女の着るべき服はすべて似合った プラスチックの食器は一度も与えられず 陶器を決して壊さなかったそうだ 薬を飲まなければすぐに病院送りで オレンジ味の
君が此の王国から殆ど跡形もなく消え去ったのは、二年前の事でした。 ああ、"死んだ"というよりも"消えた"という表現の方が適切に思います。そう、其れは例えば猫の様な死に方でした。猫は、自分の死に様を主人に見せないようにどこか遠くへ雲隠れして、そして最期を迎えます。君は、自分の周りの物物を恐ろしいほど冷静に処理し、そうして此の王国から居なくなりました。 そんな死に方でしたから、本当に死んだのか、ただ何処か遠い遠い処で生活しているか、其れさえ不明瞭でした。だけど、わたしは君はもう猫