うつ病人が夜型になる根本理由と対策「太陽が眩しかったから」
朝、きつい。夜にしか起きられない。
うつ病のあるある「夜型人間にへんしん」を、うつヌケ経験者が分析します。
株式会社イメジン、ブランディング担当ライターの日野成美です。今朝の起床時刻は4時半!かつては夜寝て夜起きてた!
前回の記事はこちら💁♂️
うつ病っていったら日内変動ですね。
バイオリズムの急激な変化で発生すると考えられる、早朝憂鬱などの日内変動。
気持ちの甘えやなまけが原因とは考えづらい点があります。
なのに「朝 起きられない」でググるとなぜか朝活記事が出てくる始末……
まさに朝型にあらずんば人にあらずとでも言いたげではないか!!!人だけど!!
脳の炎症や脳内物質の乱れ、自律神経の崩壊により、うつ病を発症すると
朝、起きられない。
昼、やっと元気になる。
夕方、落ち込む。
というような極端な気分障害的バイオリズムの変化「日内変動」が起こるのです。
結果的に生まれるのが「夜型生活うつ病マン」。
今日は、うつ病患者における夜型生活が正しいかどうかを検証します。
【最初からクライマックス】昼間は情報量が多くて体がアップアップになるから夜起きる
イマジン、想像してごらん。
昼間の「音」を想像してみてください。
小鳥のさえずり。たまにエサやメスをめぐってバトってる声とか聞こえる。
車は行き交い、クラクションやブレーキ音、エンジンの唸る音。
宅配便のお兄さんが駆ける足音、明るい声。
日は照り、光が降り注ぎ、子どもがなんか言ってる。
みんなみんな生きているから音を出すわけですね。
この「音・光」の情報量に体が耐えられなくなって、夜型に変身するのではないか。
それが夜型生活を10年続けて現在朝方の、私の結論です。
いや、夜ってラクよ!?!?
夜にする音って、風の音くらいしかないから!
MAX虫が鳴くくらい!それも午前2時にはやむし!
真夏の夜とか昼間のギンギラギンにさりげない蒸し暑さや日照がウソのように、静か、穏やか。明け方とか神聖さすらおぼえます。
私は過去の重度うつにおいて「体が過度なストレスに耐えられない」と判断したときには、夜型になっていました。
夜なら親もみんな寝てるし、犬も猫も鳥も寝てる!植物も寝てる!
夜はやさし。
夜型生活とは「静かな中で心身を休めたい」という体のメッセージではないでしょうか。
日内変動をどう乗り切ればいいのか?への最終回答
そもそも日内変動的なバイオリズムは、うつ病でなくても誰でも一定のレベルで持っているものです。
個人差があり、炭水化物の摂取量やカフェイン量でも変動の度合いが異なるバイオリズム。GAFAあたりではこのバイオリズムすらコントロールしようというセルフケア研修を行ってるらしいですね。
ただ生きているだけでも、体温が上がったり血糖値が下がったり、体がアルカリ性から酸性になったり、体の中では意外なほどさまざまなことが起こっています。
「丸一日同じテンションで過ごすのは無理ゲー」というのが生物学的に実際のところです。
ところで、あなたにクエスチョン。
朝起きられなくて、夜起きる日々。
「あなた自身は、本当だったらどうしたいですか?」
もしも「夜型になってしばらく休んでいたい」とガチで体が求めているのなら、いったん夜型にシフトするのもアリです。
夜の深い静寂を味わい尽くしましょう!感動するよ!
朝型生活になりたい!って場合は次回のうつヌケハックで方法を紹介するから水曜日まで待っててね!ごめんね大好き❣️
うつ状態の「朝起きられない」はわがままではありません。
自律神経や血圧の調子で本当に体が強制シャットダウン状態のことも多いです。
小児の場合は起立性調節障害などの可能性もあります。朝起きられなくて登校できない子はぜひ小児科にいってみよーね!
低血圧や低血糖でも起き上がれないし、極端なむくみやコリでも起き上がれません。
そんな場合はすなおに体質改善や食生活見直しで対応するか、そんな体質を織り込み済みで人生設計をするのが吉。
別に「起きてすぐシャキッとする」ことを全人類が求められてるわけじゃありません。
あなたはあなたの体質のままでも、生きていって大丈夫。
うつ病で夜型生活になるメリット
うつ病になって夜型生活を送るようになるメリットはいくつもあります。
夜型生活最大のメリットが「体を思う存分休ませられる」。
昼間の世界は情報量・質ともに厳しい!お日様が天にいるあいだ意識をシャットダウンしているだけでも、脳の負担は極限まで減らせます。
社会生活の多くが昼型ライフスタイルを想定して運営されているため、夜型になると「ステイホーム」以外の選択肢が本当になくなりますしね。
夜でもSNSが賑やかだから、意外と孤独感も感じません。
ただし夜型生活のデメリットはそれなりに大きいというのが私の考えです。
なんせ、昼夜逆転だと社会生活を営むのが難しくなる。
夜、お店も開いてない中で静寂の中起きてるって、どこにもいけない。
家の中だけにいると、普通に精神をめりめり病みます。
愚痴を吐き出したくなっても深夜2時はみんな寝てる。私は深夜の希死念慮がキツくて何百回もいのちの電話にかけまくったよ!
なるべくなら夜型生活は回避したいところですが、どうしても夜間に生きることを「体が必要としている」こともあります。
お日さま、風、鳥の声。誰かが働いている気配。
そんなささやかな刺激に耐えられない、こんなにもキツい。
なら、いたわってあげてもいいではありませんか。
体の声をぜひ、聞いてみてください。
「翌朝のことを思うと憂鬱で夜も眠れない」あなたへ
ハーイここで日野の脳内で飼ってるペルソナ(想定読者)から声が聞こえた!
別に朝型生活とか夜型とかどうでもええねん。
翌朝に起きてもなにもできないからつらくて、寝るの自体が憂鬱やねん。
……あー〜ーわかりみが深いな……。
うつ病の人の多くは、人生の希望を見失っています。
朝起きた瞬間に死にたいレベルで絶望してたりする。
自分が他人の役に立てるわけがない気がするし、役に立ってないと生きてちゃいけないオフコース。(※と本人だけが思っている)人の役に立てないなら起きずに死んだほうが人類のためになる気がする。
っていうか肉体がキツすぎて生きてるの自体が苦痛。
そんなつらみ。
翌朝以降の日々に希望がもてない限り、睡眠すらまともに取ることはできません。
延々と意識を失っていたくて、死にたくなる。
絶望は死に至る病。
では、どうすればいいのか?
その答えはなんと、日野の場合、コメダ珈琲店にありました。
……別に星乃珈琲店でも高倉町珈琲でもドトールでもスタバでもデニーズでもいいんですが、
絶望の朝をルルルンと迎えるための極限方法とは。
次回は力づく感がヤバい、夜型生活一周まわって早朝覚醒の絶望を癒すうつヌケ朝活の話だよ!
あした起きるのが楽しみになる極限方法です。