1月3日から5日に、「Beにフォーカスする」というテーマで、フィジカルシアターLABOを開催しました!
いろいろなワークや、私の今考えている視点をシェアしながら、参加者の皆さんと共にリサーチを重ねた3日間を振り返ります。
振り返りノートDAY1,2はこちらから↓
DAY3のテーマ
【観客との関わりの傾向の中で、気付いて、やめて、選んでみる】
★昨日から今日までに考えたことや発見したことのシェア
・自分の傾向、他者(相手役)との関わりの傾向に気付いたら、次に観客との関わりの傾向、が出てくると思う。同じく、不要な傾向に気付き、やめて、これまでの自分とは違う方向を選んでみたいし、行ったことのないところに行くことを許可したい。
・なんにもしていない私、はすでに豊かでたくさんの情報を観客に渡すことができるのではないか。そこを信じて、自分丸ごとを見せてみることにトライしたい。
★人前に出るときに、なにをしているか、を調べてみるワーク。
・客席を作る。
・ひとりずつ舞台上に出てきて、観客と繋がったなと思ったら、与えられた短いセリフを言い、もういいなと思ったら舞台上を去る。
・他の参加者は、観客になる。
・シェア。「舞台上に出るという状況で、何をしていたか?」
→つながり方、見せ方の傾向に気付く。観客に対する恐れや、自分が楽しませなければというDOの思考に気付く。
→その傾向があるということは、どういう前提を持っているのか?ex,観客は自分をジャッジするもの。自分は動いていなければ見続けてもらえないetc
→その傾向ももちろんOK。だけど他の方法も選びたい。今ここにいる自分丸ごとで観客と繋がってみたい。
★自分丸ごとを使うためのフィジカル的なアプローチ
・自分の周りの空気をあっためるエクササイズ。自分の周りの空気を、手を使ってお風呂のお湯を混ぜるようにかき回し、温める。
・大きくなるエクササイズ。空間の中にフィックスポイントを作り、そこを掴んで、ポイントから出来るだけ身体の各部位が離れるように動いてみる。
・光になるエクササイズ。光を全身で表すポーズを考える。両手両足が外側に開いているポーズ。そこから全身で光になってみる。身体全体、眼も、頭の中も、毛穴全部も光になり、外側へ放たれていくイメージ。
・七色になるエクササイズ。光のポーズの延長線上で、赤、橙、黄、緑、水色、青、紫の七色になってみる。色が変わっても外側に放たれ続ける。どのように質感や感じ方が変わるか。
・DAY1のように、地球と自分の中心が繋がっていることを感じる。
・丹田のセンターに、オレンジ色の光の球があるイメージを持つ。光はあらゆる方向に、外に向かって出続けている。温かさも感じる。
・センターをイメージしたまま、空間の中で好きなことをする。センターから生まれた衝動を、実現させてあげる。思考は気づいたら流すように。
・同じように空間の中で動きながら、センターの位置と色を変えていく。
みぞおちに黄色のセンター、骨盤の底・性器のあたりに赤色のセンター、胸の中央に緑色のセンター、喉のあたりに水色のセンター、眉間のあたりに濃いブルーのセンター、頭頂部の上のあたりに紫色のセンター。
・最後に、全部のセンターから七色の光が出てるイメージで動く。
★最初にやった人前に出るワークをもう一度。
・ひとりずつ舞台上に出て、セリフとして自分の名前を名乗る。
★全体でのフィードバック
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DAY3の最後には、何かをしようとしなくても、そこにいるだけで満ちている俳優の状態を、全員が少しずつ体感できたかと思います。
観客として見ている側のフィードバックとしても「ずっと興味深く見ていられる」という声がたくさんあったこと、やり方や形などのDOではなく、ただそこにいる俳優のBEの強さや美しさを、シェアできたことが全体の収穫でした!
以下、抜粋になりますが、3日間を通しての参加者の皆さんからの感想をシェアします。
私にとっても、新しいエクササイズを考えたり組み合わせたり、楽しい作業と学びの時間になりました◎
また開催したいと思います!
参加してくださった皆様、感想をシェアしてくださった皆様、ありがとうございましたー!