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なんにでもかけたくなるパクチーオイル

先日、近所の直売所で買ったたっぷりのパクチー。
おじさんが今とってきたよー!と、ちゃんと綺麗に根っこごと。
嬉しくて買ったものの、うちでパクチーが好きだったの私だけだった事を忘れていました。
子供の時も家族の中でパクチーを好きなのは私だけ。その頃は香菜と呼んでいたけれど。中華料理屋さんでミル貝の味付けにたっぷり添えてあると、訪れた事もない異国の香りにうっとりしたものです。

1度で食べきれる量ではないので、オイル煮のようなソースをイメージしてお料理してみました。

(材料)
パクチー、大蒜、オリーブオイル(パクチーが全て隠れてオイルが浮くくらい)、塩、ナンプラー
(全て適量、つまり適当です。ごめんなさい、そういうお料理です)
今回は大量のパクチーだったため、大蒜2かけ使っています。スーパーで売っているくらいの量ならば1/2~1かけで良いと思います。好きならもちろんお好みで。

まず、根と、太い茎と葉を分けます。
根と太い茎はカレーの仕上げのために使えるように保存したいので、太さを揃えて切り分け、長さは3cmほどに揃えます。
葉と細い茎はこまかく縦にも横にも微塵切りにします。
微塵切りした葉の部分は塩もみして、ザルにとり一度洗い流します。
こうすることでカサが減り、パクチーの香りがマイルド
になります。

フライパンにオリーブオイルをたっぷり注ぎ、大蒜2かけを微塵切りにしたものを入れ、弱火で熱します。
しゅわしゅわしてきたら、根と茎を入れます。
少ししんなりして香りが立つまで特にいじらず放っておきます。

根と茎が少ししんなりしたら、残りの微塵切りした葉と茎の部分を入れます。
一混ぜして、オイルを葉が吸ってしまったら、上記の写真を参考にオイルを足しましょう。
辛いのが大丈夫な方は唐辛子を入れても良いでしょう。
塩とナンプラーを入れ、味見をして好みの塩加減にします。
くれぐれも焦がさないように優しく火を通し、葉が柔らかくなりほんの少しねっとり始めたら火を消します。
からからに炒めてはいけません。
あくまでオイル煮のイメージで。

出来上がったら、清潔な保存容器に入れて、冷蔵庫で保管しましょう。冷やされるとオリーブオイルが固まりますが、しばらくすると溶けてきます。

これが中々に万能で、パクチーが得意でない夫や子供達までじゃかじゃか使うのです。
最初に塩もみしている事と、大蒜が入っているので、
ペースト状になっている葉の部分は美味しく食べられるそう。(丸ごと入っている茎と根っこをそのまま食べることはパクチー好きでないと難しいかも)

カレーにはパクチーオイルから根っこの部分だけを取り出し微塵切りして入れています。途中から葉の部分をカレーにかけたり。

パスタにも合います。大蒜がきいているので間違いありません。

お肉にもお魚にも合いますし、麺類にもぴったりです。蒸したじゃが芋にかけても良いですし、お鍋のタレに忍ばせても。
テーブルの上に置いておくとついついかけてしまいたくなるパクチーオイル。あら、実は皆好きだったのね、と内心喜んでいます。

パクチーは傷みやすいですし、欲しい時に少量だけというのも中々難しいもの。
大きいスーパーでなければ、野菜売り場にいつもあるわけではありません。
もし、パクチーを使って余ったり、たくさん手に入れることが出来たら、ぜひおすすめしたいレシピです。

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今井真実 MAMI IMAI /料理家
「新しいお月見」というプロジェクトに参加しています。 https://note.com/new_otsukimi みんながボランティアで運営しておりますので、もし良かったら上記アカウントにサポートいただければ、ありがたいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

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