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私のミッション #3 日常に埋め込まれるハラスメント(心理的な暴力)

SNSでは新卒さんの職場では言えない悲鳴が溢れてますね…。看護師だけではなく、色々な企業でも声に出せない気持ちを抱えた人は多いのかもしれませんよね。

ポッドキャストのラジオde経営学でお話させていただいている社会人佐藤ゼミの今川です。(看護師です)

「新人さんとハラスメント」について個人的な意見を書かせていただきます。

私が思う看護師(専門職)

看護師は職業人として自立するまでとても時間がかかる職業(知識や技術…そして多くの事例を経験する必要がある)だと思います。

「知識+技術+経験」によって少しずつ思考する力がついてきて、今この状況でこの患者さん(顧客・チーム)にとって何が必要で、自分はどうする必要があるのかを判断できるようになっていける気がします。

また、刻々と変わりゆく状況に合わせて判断するということが上手くなっていく気がします。

というわけなので、ある程度の場数を踏むということも大切だと思います。

これは単調な作業される職場だと思考する力というところはあまり当てはまらないかもしれませんが、ほとんどの職場では同じ構造じゃないかなと感じます。

加えて、医療のようにミスが許されない(あるいは経営状態が厳しい)ような「余裕のない職場」は、仕事が未熟な人に対して厳しい傾向が強く、ハラスメント傾向が強くなる気がします。

前回記事でも書きましたが、ハラスメント(暴力)は被害者も加害者も気がついてないことがあります。

新人さんは辛いと思いながらも、未熟ゆえに実際にミスなどが起こってしまいますので、出来ない自分への自責の念が強すぎて、ハラスメントに気が付いていなかったりします

加害者側も自分が育てられてきた同じ方法で後輩を教えている「過去の被害者」であることが多いため、自分の言動がハラスメントになっていることに気がついていなかったりします。
むしろ、そうやって厳しい環境の中でこそ成長できるのだ!とハラスメントの経験を意味付けて理解する方もいるくらいです。「厳しくしないと成長しないのよ!」と…。(悪循環)

このようにハラスメントが日常の中に当たり前のこととして埋め込まれて意識できなくなっていると私は考えています。(もちろん、中には故意に攻撃的になってる方もいるかもしれませんが…。)

このため、ハラスメントを減らしていくには社会で生活する人たちが、「ハラスメント(暴力)に関する知識を知ること」とそれを自分の日常の中で「意識」することが必要になってくると思います。

世の中、ハラスメントという言葉自体は普及されていても「自分には関係ない」と思っていたり、「厳しく指導することは必要なこと」と理解して、それがハラスメントだと認識されていない場合も多くみられると感じます。

だから、不十分かもしれませんが暴力に関する勉強をしながら、まずは今、ここから発信していきたいと思います。

みんなで経験を共有して、ハラスメントを減らしていくための知恵が広まっていくといいなと思います。

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