見出し画像

〖 異国で一年、暮らしてみて𓂃𓍯𓈒𓏸〗

パリに来てちょうど一年を迎えるころ、この旅路も終わりに。

20代の頃からいつかやりたいと思っていた
“異国の地で働く”という経験。

いつしか30歳も目前、ふと立ち止まった時に
私はずっと海外に行きたかったんだ。と気づいた。
そのために働いて、お金も貯めてやっていたんだって。

だからもうこの際行ってやる!!って半ば躍起になって動いた昨年。

そこからは一瞬で、気付いたらパリにいた。

慣れない土地に、頼れる人もいない。着いた時は本当にゼロからだった。
でも後に知人の方が連絡をくれて知り合いを紹介してくれて、その人たちがよくしてくださって、新たなご縁ができて。

本当にありがたかった。

誰にも見せない涙が〜ってグッとくる名曲があるけど
この一年そういったのは一切なく(笑)
やってるやるわ!って見えない敵に喧嘩腰で1日1日を生きていたら一年が経っていた気がする。

でもお家が見つかるまで、そしてお仕事が見つかるまではやっぱりどこか不安で、安心できなくてホテルでもパスポートとカードを毎晩身につけて寝てていたけど全く寝付けない。学生時代、教室の床でも寝れていた私なのに。。

なのでお家が見つかった日はとにかくホッとしてぐっすり眠れたのが未だに昨日のよう。


自身を変えたければ環境を変えなさい。
と聞くけどこの一年を通して本当にその通りだと思った。
日本とパリでの生活は自然と一変してすごく健康的な生活になった。

・毎朝ベッドメイキングをする
・毎日手づくりごはん
・毎晩化粧を落として、お風呂に浸かって、お風呂では感謝の言葉を唱える
・毎朝その日の気分に合わせた温度の白湯を飲む

自然にできたマイルールだけど気づけば一年間やっていたこと。

パリでの生活は不思議と心に余裕が持てて、当たり前のことが当たり前でない分、とても感謝をすることが増えた。

そして一年後に帰国。と期限が決まっていたからこその日々だった。

今あるもので代用できないかな?とよく考えるようになったし
欲しいけど、行きたいけど、なんてことは今買おう。今行こう。と即行動。

面白いことに今あるもので代用できないかな?と実際に代用できた時、
不思議とその物への愛着がさらに増す気がする。
するとさらに欲しいものが少なくなって本当に今欲しいものが明確になるのだ。

きっとこれがフランスらしい、ものを大切にする文化なんだと思う。

やはり“ものにも想いが宿る”

大切にされたものは、いい想いと共にまた次の人のもとへ。

これはこの一年で本当に大きな学びだった。


あとはイタリア、スイス、オランダ、スウェーデン、フィンランド、ベルギー、およそ20都市以上、一人旅にも出かけた。

海を眺めながらお昼寝していたのに、散歩中のおじさんの一言で気づけば隣都市に行って崖を登っていたり。
あまりの暗闇の怖さに真夜中一人ヒッチハイクをしたり。
旅もちゃんと予定を決めず適当。
よく帰ってこれたなぁって自分でも思う(笑)

俯瞰するとおい、無茶すんなよ。そこの君。って思うんだけど当人に戻るとすべて今やらなきゃ後悔する。と選択した結果だった。

旅先でふと感じた言葉がある。
“人生は旅のようなもので、旅は人生のようなもの”
旅は人生を短期間で感じれる。そして人生はその旅の積み重なりだと。


何より旅先で出会う人がみんな親切で本当に心が暖まる旅だった。
なので少しでもそのお返しができればと自国に帰って海外から来て困ってる人がいたら積極的に助けたい、助けようと誓った!

*旅行記はまた今度ᝰ✍︎꙳⋆


この地にいる間にこの旅の最終記録を書き留めておきたかったんだぁ。

帰国も目前の頃、パリでずっと欲しかったマルジェラのTABIブーツを購入した。
その日もすごく面白い日だった。
お散歩をしていたら鳥のフンが肩に落ちてきて(笑)10年ぶりのヒット。

その瞬間、あ、今日買いに行こ〜♥◡̈って特別な思い出の日に変えた。

そして今日が履き下ろしの日。
新しい旅の門出を祝して〜自分におめでとう〜!!!

あ、一年間続けていたことがもうひとつ。
それはこのブログ。

記事を読んでご連絡をしてくださった方もいたし
最初は不慣れな土地を小慣れた土地に変えてくれたマダムや戦友たち
遠く離れていても気にかけてくれていた家族や友人たち
旅先でやさしくしてくれたみんな
そしてこの地、Parisに心から感謝ありがとう!

本当に本当にたくさんのありがとう!!


読んでくださってありがとうございます♥◡̈
NASA

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?