心を解放する勇気 - To Courage to Free Your Heart
ある時思った。
自分はもっと周りの人、目の前の人と心から信頼できる関係を築きたいと思っているのに、どうして毎回うまく行かないんだろう。
日々孤独を感じていた。
私は何に必死なっているんだろう。
感情もメチャクチャ。毎日泣いて。感情も鈍感に。
心を開こうとすると、自分の心の奥深くにしまいこんでいた過去の悲しみや恐怖が襲ってくる。
前を見ようとしても記憶が蘇ってくるのが怖くて避けて。全てを閉まっていた。
その場に直面すると、息が苦しく、目から涙が止まらない日々。同情されると、喉から悲しみが湧き上がってくる。
とにかく迷子だった。怖かった。頼るものも何もなかった。
誰に助けを求めていいかもわかんなくて、助けてもらえなかった経験、それゆえ愛情を失うことに多分とても敏感になっていた。
私は息苦しかった時、自分に問いかけた。
何がしたいのか。
何をしてきたんだろう自分は。と。
振り返るとやっぱり思い出すのは、幼い頃の自分。
何も考えずにただただ幸せだった日々。
恋しかった。
でもある時、気づいた。
やりたいことがあるのに、ずっと自分を押し殺していただけなんじゃないか。
他人に嫌われることや、悪く言われることを恐れて、ただ逃げていただけだと。
それは、ある意味「人生を無駄にすること」と同じだった。
私は、まるでロボットのように、ただ周りに適応しようと必死だった。
当時は、そのことに気づけなかった。
思い返せば、苦しくて、悲しくて、悔しい。
でも、今このモヤモヤを捨てないと、本当の意味で人生を楽しめない。
だからこそ、私は「自分と向き合う時間」を習慣にすることにした。
そうしていくうちに、ある確信が生まれた。
自分自身を認め、安心感を覚えるほど、求めるものが自然と見えてくる。
そして、それが自然に自分のもとへ引き寄せられる。
それこそが、生きる勇気と希望を与えてくれるもの。
それが、私の人生であり、生きがいなのかもしれない。
チャンスは、タイミングを見て必ず訪れる。
自分自身を発見し、理解する作業に決して終わりがない。
それは、私が生きる意味であり、同時に、一生続く課題でもあると思う。
社会は常に変化し続ける。
だからこそ、「今」を生きることが大切で、その変化を柔軟に受け入れることが、私たちが生き抜く術なのかもしれない。
自分を捨てて周りと同じことをする必要はない。
むしろ、社会の変化から「いいとこどり」をしながら、どんどん自分を確立していくこと。
それこそが、本当の意味で「自分らしく生きること」なのだと思う。
夢や目先のプランが変わるのは、当たり前。
日々、新しい発見があって、可能性がどんどん広がっていく。だからこそ、変わって当然。
歳を重ねるごとに選択肢や対処法が増えていくと、「今、この環境で挑戦できること」がどれだけありがたいか、自然と気づくようになる。
新たなチャンスを掴むのは、時間の問題。
その時は必ずやってくる。
だからこそ、「今」の自分を信じてあげよう。
自分を、自分で認める。
そして、目指すものが見えてきた時、
自分が本当に必要とする人たちが、自然と引き寄せられてくる。
そこで、私は気づいた。
恐れる必要なんてない。
目の前の人と心から繋がりたいなら、
まずは自分が仮面を外さないといけないんだ、と。
私も、自分を持てるようになってから少しずつわかってきた。
敏感になってしまう気持ちも、怖いと思うことも、よくわかる。
でも、トラウマや過去を「忘れなきゃ」と思わなくていい。
美化する必要もない。むしろ、忘れちゃもったいない。
忘れようとしても、同じようなことがまた起こったとき、
新たな恐怖に襲われ、ただ逃げるだけになってしまうから。
だって、これは命の危険じゃないんだから。
心に余裕ができて、初めて気づく。
自分を苦しめていたのは、他の誰でもない「自分自身」だったことに。
過去の恐れや苦しみに、
これからの自分をコントロールさせる必要なんて、ない。
私も、自分に向き合って初めて気づけた。
本当に願っていたものに、少しずつ手が届くようになった。
行動を起こし、人と出会い、たくさんの経験をした。
だからこそ、今はすべてに感謝している。
愛されていると感じるのは、ありのままの自分を見せ受け入れられたとき。
愛することも同じ。自分を持ち、相手をそのまま受け入れること。
出会いは、奇跡。
計画できるものじゃない。
でも、「今」を生きることで、本当の意味での出会いがある。
そんな素敵な出会いを、良いチャンスに変えるために
「よい人間であろうと必死になること」から、自分を解放しなければいけない。
偽る必要なんて、ない。
肩の荷を下ろし自分らしくいること。
そうすることで、もっと深く、もっと有意義な人間関係が築けると思う。
大切なのは、短所も長所も受け入れることを恐れないことじゃないかな。
そして良い方向へ進むためには、自分を素直に受け入れ、誰よりも自分自身に寄り添ってあげること。
誰かの理想に応えられなくても、求めていた繋がりが手に入らなくてもいい。
だって、自分には、「自分」という最強のパートナーがいる。
だから、強く生きなきゃね。
私は今、心から思う。
小さい頃からたくさんの経験ができてよかった。
良いことも悪いことも。すべてに感謝している。
それがなかったら、私はどこかで止まっていたかもしれない。
むしろそれが一番怖いこと。
でもそのおかげで私は新しい自分に出会えた。
本当に望むものに気づくことができた。
それが今の生きがい。
同じような気持ちを抱えている人に伝えたい。
問題があるのは、あなたじゃない。
誤っていたのは、周囲かもしれない。
それは大人の責任であって、あなたのせいじゃなかったかもしれない。
そう思えたとき、心がふっと軽くなるよ。
自分でも気づかぬうちにかぶっている仮面を外し、恐れや不安に立ち向かうには、
まずは「自分の苦しみ、不安や悩み」を言葉にしてみてほしい。
私は言語化することで、
本当は自分の心の奥で何が叫んでいたのか、
何を恐れていたのかに、ようやく気づけた。
そして、自分にこう言ってあげてほしい。
「大丈夫、あなたは今のままで十分素敵だよ。」って。