#26 ケアマネさんに共有したい「3つのメモ」~ファーストコンタクトを成功させる秘訣~
ケアマネさんが決まった時には、心底、ホッとした。「あぁ、これで助かる・・・。」という嬉しさと、こみ上げてくるこれまでの苦労に涙さえ出た。
しかし、そのままの気持ちで、ケアマネさんとの最初の打ち合わせをすると、嬉しさも相まって、これまでの苦労話しと愚痴に始終してしまい、大切なポイントを共有してもらうことを忘れてしまう。
そこで、ケアマネさんと打ち合わせする前に、「3つのメモ」を作成しておくことをお薦めする。
第一のメモ(状況/状態のまとめ)
親の身体の状態(病状や障害など)をまとめておく。
「認知症」など気になる症状をまとめておく。
親が、日常生活で出来なくなっている事をまとめておく。(食事介助、排便、入浴等について。)
自分が出来る介護をまとめておく。(病院の付き添い、食事など)
第二のメモ(親の取説)
親が喜んでくれるポイントをまとめておく。(構われたい人か構われたくない人か、とかw)
親が嫌がるポイントをまとめておく。(どういう対応をすると機嫌が悪くなる。とか。)
第三のメモ(自分の希望)
自分が今、介護で苦戦している事をまとめておく。
自分が「出来ない介護」をまとめておく。
「在宅介護」をしたいのか、「施設への入居」を希望しているのか。親の希望ではなくて、自分の希望、自分の目線で、「介護の方針」をまとめてみる。
他にも気になる事は多々あるところだが、それは追々、調整していくこととして、とりあえず、ケアマネさんとのファーストコンタクトの前に、上記「三つの議案」について、まとめておけば、上々だと思う。
また、介護サービスには、「介護保険」で賄える分と、「実費負担」の部分が必ず発生する。
例えば、私の父(87歳)のケースを紹介する。
【要介護度1】MCIあり。
【介護保険負担】2割
【内容】週2回、ディサービスへ通って、理学療法士さんのリハビリやトレーニングジムでの運動、昼食、レクリエーション、(各項目毎に点数制)
午前10時~午後4時までの6時間コース
【実費負担】¥21,000円~¥26,000円/月 程度。
幸い、私の父は、まだ”軽い方”だと思う。
要介護度や介護保険の負担割など、様々な条件で利用できるサービスが変わってくる。資金面とのバランスも考慮しなくてはならない。
例え自分の希望が全部通らなくても、根気良く、ケアマネさんと相談して、親の心身の状態と資金面に合った、「最適解」のケアプランを作成してもらおう。
ケアマネの探し方にはコツがある!理想の担当者に出会うための秘訣とは?!