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これだけあれば徒歩ソロキャンプができる。ゼロからそろえた必要最低限のキャンプギア10個
ゼロからキャンプ道具をそろえていくのは、想像以上に時間もお金もかかる。
昨年夏から少しづつキャンプ道具を集めだして、なんとか12月に無事テント泊キャンプができるところまで来た。
そこで今の基本装備を振り返ってみるべくTwitterで自己紹介も兼ねて自分の道具を晒してみた。
⛺キャンプギアで自己紹介🔥
— ねむ (@iloiloart) January 12, 2021
[拠点]関東
[キャンプ歴]2020年秋〜
[テント]ポーランド軍幕
[焚火台]ベルモントTABI
[寝袋]Nangaオーロラ600DX
[スタイル]徒歩キャン、ソロ・グループ
[目標]ひとりソロキャンプできるようになる!#キャンプ好きとして軽く自己紹介#キャンプ好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/GFrr1SwJ9n
だが140文字では書ききれない。
というかむしろ、自分の道具に語り切れないほど愛着が湧いていると気づいたので、noteでまとめてみることにした。
✅この記事はこんな人にはお役に立つかも…
・これからキャンプ道具を揃えたい人
・ソロキャンプや軽量道具が好きな人
・徒歩キャンプをしたい人(車使わない人)
・とにかくキャンプ道具が好きな人
はじめに。今の自分のキャンプレベル
今のキャンプレベルは、今年の目標を「ひとりでソロキャンプできるようになる!」とつぶやいている超初心者レベル。
ドラクエ風に表現すれば、「どうのつるぎ」と「くさりかたびら」をやっと手に入れた程度と言えば、どれくらいゲーム序盤なのかがイメージしてもらえるだろう。
現状をまとめると、こんな感じ。
・グループソロキャンプでテント泊2回。
・北関東の冬キャンプ(12月)は平気だった!
・でも雪中キャンプは装備的にも無理
・徒歩キャンプを想定した持ち物
・基本的に軽量なギア中心(1個例外あり)
以上を踏まえて、読んでいただけるとありがたい。
テント| ポーランド軍のポンチョテント
オススメ度:★★★☆☆
理由:かっこいいし冬でも使えるが超重たい。
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一番の大物ギアなので、悩み抜いて決めたのがポーランド軍幕。
⭕ GOOD
・フルコットンなので結露しにくく、あたたかい
・とにかくかっこいい!人とかぶらない!
・カスタマイズのやりがいがある!
❌ BAD
・とにかく重い。キャンプ道具の半分の重さがこいつだったりする
・品薄で入手が難しい。Amazonは売り切れ多い
・おまけのチェコ軍のバッグは正直いらない
今ではとてもお気に入り。
特に強い愛着が湧いてきたのは、カスタマイズしたのが大きいと思う。
要するに、ポーランド軍幕は
「俺色に染めることができるテント」。
テントの二股化やジッパー加工などのカスタマイズネタは追々記事にしようと思っている。そんな記事のニーズはないかもしれないが、単なる自己満足で記事を書きたい。
ちなみに、テント選びは機能性などで絞り込みをかけて選ぼうとしたが失敗した。その論理的に悩み抜く様子をを記事にしたのがこちら。
ペグ| Soomloomのチタンペグ(20cm)
オススメ度:★★★★☆
理由:軽くて強くてサビなくて最高だが少々高い
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軽くて強い。錆びない金属。チタン。
重量を気にしない人以外のすべての人がチタンを選ぶべきではないかと思うくらい個人的にはチタンはおすすめ。
⭕ GOOD
・サビない!そして固くて強く曲がらない!
・とにかく軽い!1本54g。10本でも540g。
・青黒く焼色をつけることもできる
❌ BAD
・しっかり地面に刺さりすぎて、ペグが抜きにくいこともある
・お値段がアルミなどより高価
ポーランド軍幕にも付属のへなちょこペグがあるのだが、ペグハンマーの一撃で瞬殺されるくらい弱く、地味に重たいのでペグは買い替えた。
ちなみに、ステンレスは「ステイン(サビ)」+「レス(少ない)」なので、ぶっちゃけ雑な扱いをすれば錆びる。だが、チタンは決して錆びない。
※TIPS:ペグの長さ
ソロ用テントであれば20cmや24cmで十分だが、タープや大型テントの場合はもっと長めのものを使用したほうがいいと思う。
寝袋| ナンガオーロラ600DX(山渓モデル)
オススメ度:★★★☆☆
理由:4シーズンやりたい人には⭕
秋まででいい人はもう少しスペックと価格を落としてもよいかも。
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寝袋だけは、妥協しちゃダメ、絶対。
寝袋スペックが高すぎて暑いなら、少し寝袋から出るなり、掛け布団のように使えばいいが、寒すぎた場合はどうにも対処ができない。
そして寝袋だけは失敗しても中古で売りにくい。
これは自分で中古品を買うことを考えれば容易に想像できるだろう。
知らない人の汗が大量に吸い込まれたダウンなど恐ろしくてポチれない。
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というわけで、一生のつきあいをすると覚悟を決めた上で選んだのがこちら。
●NANGAのオーロラライト600DXオールブラック
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氷点下でも使える4シーズン対応寝袋。
[コンフォート温度] -6℃
[エクストリーム温度] -11℃
オールブラックなのがかっこいい。
一般的な寝袋によくある奇抜カラーではないところが好き。
特に、重要なポイントは
⭕一生モノとして長く付き合えるものである
⭕カラーがオールブラックで安い
✅NANGAの寝袋は「永久保証」がついている!
ナンガのスリーピングバッグであれば「永久保証」の対象となり、修理費用無料で期間を限定せずに永久に修理保証致します。
大切に長く使っていてヘタってきたら永久に修理費無料で修理してくれる。
ちなみにダウンを追加したいとかの有料カスタマイズもできるので、雪中キャンプにチャレンジしたくなったらダウンを追加すればいい。
もう末永くつきあっていくにはNANGAしかない。
✅オールブラックカラーで比較的安い
山渓モデルのNANGAオーロラライト600DXは別注品ため、通常の2色のカラフル寝袋と違い、黒一色の生地で受注生産で作るので価格が安い。
通常のオーロラライト600DXは定価55000円。
同程度のスペックの有名所の寝袋はだいたい6万円前後が相場。
正直、高い…。
だからこそ、定価の約40%OFFでスペックが同じなら、オールブラックの方がいいだろう。
だが注意すべき点もある。
❌唯一の難点
受注生産なので、注文してから届くまで大体2ー3ヶ月くらいかかる。
山渓の楽天ショップから買えるが、すぐに届かないので、個人的なおすすめは夏頃に注文して秋冬で使うのが美しい形だと思う。
ちなみに自分は急いでたのでメルカリで購入した。
寝袋マット| Soomloom寝袋用マット
オススメ度:★★★★★
理由:使い心地よく、コスパ最高。登山と雪中キャンプをしないならコレで十分!
寝袋マットといえば、THERMAREST(サーマレスト)の Zライト ソルが有名。
ヒロシが使ってるマットといえばピンとくる人も多いだろう。
こちらのSoomloomのマットは、見てわかるようにサーマレストインスパイア系。
だがFUKUさんのフォームマット比較動画を見て、アリじゃないか!?と思い購入。
\ 結果、大正解 /
あくまで個人的な使用感だが、座り心地はサーマレストとほとんど同じ感じがする。
サーマレストの約3分の1の値段というコスパのよさもあるが、
一番の違いは「マットの幅」。
■マット幅
サーマレスト:50センチ
Soomloom:55センチ
サーマレストは、山道でじゃまにならないようにマット幅が50cmと狭めなので、寝返りを打つとマットからはみ出てしまう人が多いらしい。
一方、Soomloomの方は、横幅が55センチで、多少寝返りを打ってもマットからはみ出にくい。この5センチの差はでかい。
キャンプの寝心地重視なら+5センチ。
登山の荷物を小さくしたいならー5センチ。
あとは予算に余裕がないならSoomloom。
イス| Helinox チェアワンバイタルコレクション
オススメ度:★★★☆☆
理由:丈夫で座り心地もよく、部屋のインテリアにもできるデザインが◎
だけど価格的には比較的高め。
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キャンプは座っている時間が長い。
だからこそ、座ってて疲れにくいいいものを選んだほうがいい。
そう考えて、価格が高くてもヘリノックスにした。
せっかくならば自宅でも使えるデザインがいいと思い、見つけたのがバイタルコレクション。
マイナーなのかな?
これ使っている人、すごく少ない。
メッシュ少なめのデザインで、カラーはグレー、カーキ、ブルーの3色。
アウトドア感が少なく、部屋にインテリア的に置いてもいい感じの雰囲気。
キャンプ場で他の人とかぶらないのも個人的にはGOOD。
ランタン| CARRY THE SUN
オススメ度:★★★★☆
理由:超軽量!ソーラー充電の防災用品としても使えて、光量調整もできる。
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薄さ12mmのウルトラライト(UL)系ソーラーランタン。
ソロテント内はコレで十分。
広げると11センチ四方のキューブ。
折りたたむとぺしゃんこになって薄さ12ミリに。
徒歩キャンプで軽量化したい人や、防災用途にも使いたい人にはおすすめ。
なお、屋外利用でガンガンに明るい光を出したい人はゴールゼロもおすすめ。
ただし転売されまくりなので要注意。定価は3500円くらい。
ランタンの選び方についてはコチラの記事にまとめている。
焚火台| ベルモントTABI
オススメ度:★★★★★★★★
理由:超軽量なのに大きな薪もガンガン乗せて燃やせる。
熾火や料理にも向いているオールマイティーな焚火台。
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ソロ用焚火台は、そのうち「ピコグリル」VS「ベルモントTABI」に二極化するのではないだろうかと思えるくらいの2020年の傑作焚き火台。
ピコグリルと同じくらいのサイズと重さ。
価格はピコより少し安い。
なによりコイツは「チタン製」!
そう!YES!錆びない!!
使用後にじゃぶじゃぶ水洗いしても錆びない。
そして、焼けば焼くほど、美しいチタンブルーに染まりゆく。
絶対にベルモントTABIのレビュー記事を書きたいと思っている。
それくらい気に入った。
チタンが好きですが、なにか?
調理器具| メスティン山善
オススメ度:★★★★☆
理由:万能クッカーでどんな料理もできるのに安価。
使い始めの儀式が少し面倒に感じる人がいるかもしれない。
クッカー界における賢者クラスの万能選手。
おいしいごはんが炊けるだけではなく、麺類も、炒めものや蒸し物も作れて、スイーツや燻製もできるスゴイ可能性を秘めた代物。
デイキャンプデビュー時から買って、さまざまな料理を楽しませてくれているメスティン。便利すぎるアイテムで手放せない。
メスティン関係の記事はたくさん書いてきたが、一番最初に書いたものを振り返ってみたら、使い始めの儀式、ダイソーメスティンとの違いについてだった。
バーナー| SOTOレギュレーターストーブ(ST-310)
オススメ度:★★★★☆
理由:カセットボンベ缶で使えて設置の安定感も、火力の安定感も抜群。
はじめてのキャンプを固形燃料だけで挑み、かなり地味でしょぼくれた経験をふまえ、火器を求めてたどりついたのがベタだけどSOTOのシングルバーナー。
非常に多くの人が使ってる名品。
非常に使いやすい。
自宅でもちょいちょいあぶったりするのにも使えるので便利。
カスタマイズもできるのがGOOD。
ホントはAmazon限定のブラックがほしかった…。
テーブル兼収納ケース| リス スタッキングトランクカーゴ30L
オススメ度:★★★★★★
理由:新バージョンはテーブルとしても使える!
もちろん収納力バツグンで頑丈!座ってもOK!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
✅スタッキングできるフラットな頑丈ボックス。
✅加工なしで即テーブルとしても使える便利な一品。
無印良品の白い頑丈ボックスでおなじみの人が多いかもしれない。
こちらはリスのトランクカーゴの2020年秋に出たNEWバージョン。
一番大きな違いは、
⭕フタがフラットでテーブルとしても使える!
⭕二段までスタッキングできる
従来のトランクカーゴや無印の頑丈ボックスはフタが丸みをおびているので、フタの上にモノを置くと不安定でテーブルとしては使えない。そのためフタの加工が必要だった。
車に二段重ねにして積む時も、ぐらついてしまう状態だったのが、NEWバージョンはスタッキングがしっかりでき、バンドで止めるミゾもあるので非常に使い勝手がいい。
その分ちょいとお値段が上がっているのだが、頑丈ボックスのフタをテーブルにカスタマイズする費用と比較すればトントンになるレベル。
こんな感じでテーブルとして使えて便利。
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ひとつでも荷物を減らしたい徒歩キャンパーには、収納ボックス兼テーブルの2役こなしてくれるのは非常にありがたい。
ちなみに、自分の徒歩キャンプスタイルは、このトランクカーゴをキャリーカートに乗っけてゴロゴロ引っ張ってキャンプ場に行く感じ。キャリーキャンパーっぽい。
まとめ
✅テント、寝袋、寝袋マット、ランタンがあれば宿泊キャンプはできる
✅キャンプ飯も楽しみたいなら火器と調理器具を追加
✅焚き火時間を楽しみたいなら焚火台とイスかフォームマット(寝袋マット)も
最低限これくらいの装備があれば、十分ソロキャンプは楽しめる。
あとはNANGAの寝袋のおかげでマイナス4,5度の条件下のキャンプでも大丈夫。
色々試しながら1個1個そろえていくのは時間がかかるが、案外楽しいので、できる人は知り合いのキャンパーと一緒にデイキャンプやBBQで少しづつ道具に触りならがら集めていくといいと思う。
そして、買って使うと道具に愛着が湧いてくる。
そして、気がつけばこの記事が約6000字近くなっていて驚いた。
これはTwitterでは語りきれない。
こんなに語り出してしまうのも、キャンプ沼の魔力のひとつなのだろう。
また暖かい季節になったらキャンプに行こう。
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