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B Corp:米国B Labが運営する国際的認証制度。サステナブルな取り組みや企業に、よりスポットライトが当たる仕組み。(CASE: 73/100)

▲「B Corp」とサステナビリティ

年々注目が高まっている、B Corp。
ご存知の方も多いかと思いますが、B CorpとはB Corporationを略したもので、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際的な認証制度のことです。運営は、米国の非営利団体のB Labがおこなっています。「B」は「Benefit(利益)」の意味で、社会や環境、従業員、顧客といったすべてのステークホルダーに対する利益を表しています。

ここで1つ、2008年にB Corp認証された「GREYSTON」というベーカリーをご紹介します。GREYSTONは「WE DON’T HIRE PEOPLE TO BAKE BROWNIES. WE BAKE BROWNIES TO HIRE PEOPLE.」を掲げ、ブラウニー事業を行なっています。雇用は貧困から抜け出すための重要な第一歩であると考え、面接やバックグラウンドチェック、履歴書の提出無しでの採用を行い、あらゆる人に雇用の機会を与えています。また、働き始めてからしっかりと役割を果たせるよう、メンターシッププログラムなど多くのサポートシステムを構築しており、働く人々が仕事だけでなく人生においても伸び伸びと成長することを手助けしています。

このように、GREYSTONは様々な人々がサステナブルに生きていくことをサポートしており、B Corp認証を受けた5年後の2013年からは、世界中の B Corp の上位 5% に与えられる評価「Best for the World」を毎年受けています。

またB Corpは、サステナブルな取り組みをしている企業に、よりスポットライトを当てる機能も果たしていると思います。そして、そういった企業たちと同じように志を持って社会や環境にいい影響を与えていきたいと考え、B Corp認証を目指していく企業が年々増加しています。

B Corpは、既に取り組んでいる企業の更なる進化と、新たに取り組んでいく企業の増加を促すことにより、ビジネスの力を通じて社会的環境的によりよい社会となる活動をサステナブルに行っているのではないでしょうか。

▲参照資料

▲キュレーション企画について

イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。

2022年のテーマは「サステナビリティ」です。

▲今回のキュレーション担当者

サービス・ビジネスデザイナー 伊賀上詩織

▲i.labについて

i.labは、東京大学i.school ディレクター陣によって2011年に創業されたイノベーショ ン創出・実現のためのイノベーション ・デザインファームです。東京大学i.school(2017年4 月 より一般社団法人i.school)が世界中のイノベーション教育機関や専門機関の知見を研究しながら独自進化させてきた理論知と、i.labが産業界で磨いてきた実践知の両輪で、企業向けにイノベーションのためのプロジェクトを企画·運営しています。

会社名:イノベーション・ラボラトリ株式会社
代表取締役:横田 幸信
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