文字:思考せず、無感情な「文字」。しかし、人間は、文字を読んで感動し、奮い立ち、歴史を紡いできた。(CASE: 58/100)
▲「文字」とサステナビリティ
皆様は、普段文字を書く機会は多いでしょうか?私は、最近はパソコンやスマートフォンの文字入力に頼るばかりで、久しぶりに自分の字を見ると、下手さに萎えることがよくあります。とはいえ、頭の中のアイデアをまとめたり、勉強したりするには、紙に文字を書くのが良いらしいですね。
触れない日はないほど、生活の至る所に溢れている”文字”。そんな文字の歴史は、紀元前3200年前のシュメール人の都市で使われ始めた絵文字まで遡ります。そこから紀元前3000年頃にくさび形文字、象形文字などに発展していき、現在私たちが使用している文字につながります。文字の発明からは実に5000年以上経過しており、過去の人間の暮らしや思想、考えを現在に伝えています。そして現代に生きる私たちも、現在や未来に向けて文字を使った発信をしています。たった今、私自身も。
“文字”とは過去の人間の思考を記憶することができる、人間の持続可能性を高めている媒体とも考えられるでしょう。
文字自体には感情はなく思考をしているわけでもないただの情報。しかし、何度私たちは文字を読んで感動し、文字を読んで奮い立ったでしょう。
科学が発展したのも、科学者たちの思考が紡がれたおかげ。災害への対策を考えて対処できるのも過去の記録のおかげ。これら人類が発展し、厄災から逃れられたのは、全て文字が過去を伝えてくれたからに他なりません。
何千年もの過去からトリップし情報を伝えてくれる文字。この文字自体は、何千年も続くサステナブルなものと言えるでしょう。しかし、それ以上に、文字が人間にサステナビリティをもたらしている、ということも言えるのではないでしょうか。
普段、文字は単なる手段としてなんとなく使用していましたが、この文章が何千年も残るかも、誰かに何かを与えるかもと考えると感慨深くなりますね。
▲参照資料
▲キュレーション企画について
イノベーション事例についてi.labがテーマにそって優れた事例のキュレーションを行い、紹介と解説を行います。
2022年のテーマは「サステナビリティ」です。
▲今回のキュレーション担当者
i.labインターン 竹下陽喜
▲i.labについて
i.labは、東京大学i.school ディレクター陣によって2011年に創業されたイノベーショ ン創出・実現のためのイノベーション ・デザインファームです。東京大学i.school(2017年4 月 より一般社団法人i.school)が世界中のイノベーション教育機関や専門機関の知見を研究しながら独自進化させてきた理論知と、i.labが産業界で磨いてきた実践知の両輪で、企業向けにイノベーションのためのプロジェクトを企画·運営しています。
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