将来「昆虫」が食卓に…? その背景と昆虫食について
昆虫って食べたことありますか?
筆者は(昆虫には悪いけど)ゲテモノの類や珍味が好きなので、イナゴとか何かの幼虫とかめっちゃ好きです。
テレビ番組とかで虫食べて気分悪くしてるタレント見ると代わってあげたくなります。
まあでも大半の方が嫌がりますよね、虫食べるのって。味はともかく見た目はアレなんで気持ちは分かります。
でもその昆虫、近い将来普通に食べる日が来るかも知れません。
その理由は、世界人口が大きく関わってきます。
食糧難対策 「昆虫」
日本では人口減少人口減少言われていますが、世界的に見れば人口は右肩上がりで、2055年には世界人口が100億人突破すると言われています。現在(2017年のデータ)が約76億人なので、あと40年弱で24億人増える計算です。
40年で現在の人口の3分の1が増えると考えると結構エラいことですよね。
それに付随して様々な問題がありますが、その一つが「食料問題」です。
その食料問題で登場するのが「昆虫」で、
・家畜の10分の1の餌
・家畜の2000分の1の水
で成長するので、育てるのに必要な飼料をかなり節約出来ます。土地も省スペースで飼育が出来、環境負担も少ないことから未来の新しいタンパク源として期待されています。
また、飼料が少ない=コストがかからないので、今以上に大量生産のシステムが確立されれば格安で入手することも可能なのもメリットとして挙げられます。
そしてこの昆虫食、実は食料問題解決する以外にも良いポイントがあります。
それは、栄養価です。
昆虫食の栄養的メリット
昆虫、実は完全食に近い食べ物なんです。
例えば昆虫食として注目されている「コオロギ」は
・必須アミノ酸9種
・鉄分
・亜鉛
・カルシウム
・ビタミン12
・食物繊維
など、様々な栄養がコレ1つで摂れます。
また、たんぱく質の補給源として代表的な「お肉」と比較すると、昆虫の方は脂肪がかなり少なく、特にアスリートの方やダイエットしてる方には理想的なたんぱく補給源です。
まあ細かく書くと長くなっちゃうので、一言でまとめると
昆虫は「低カロリーで栄養豊富な完全食」
という認識でOKです。
結局のところ昆虫食ってどうなの…?
まずはこちらをご覧ください。
このパッと見スパイスというかふりかけっぽいの、これは「クリケットパウダー」というものです。
クリケットパウダーと聞いても今見ている方は「なんかの粉だな」って認識しかないと思いますが、実はコレ、上記でも紹介した「コオロギ」です。
加工した昆虫は粉末になってたりと、見た目のグロテスクさは失われているので、虫という先入観でダメ!ってなってる方以外は虫食べれると思います。
この粉末を利用してクッキーやラーメンが実際に提供されていて、風味は鰹節に近いっぽいです(筆者はまだ食べてない)。加工されたものは見た目は完全に虫感0ですし、粉末なら性質上料理にちょっと入れてたんぱく質プラスしたりとか、幅は色々ありそうですよね。
世界的には1900種類の虫が食されており、テレビで見るように日常的に食べる食文化が根付いています。
日本でも長野で蜂の子やイナゴの佃煮が今でも食べられているように食文化として昆虫食が根付いているので、もしかしたら日本でも近い将来、昆虫食が新しい食文化として定着かもするかも知れないですね。まあタピオカもたった30年くらいで定着しましたし。
それに昆虫は純粋に美味しい(イナゴの佃煮はマジで美味い)ので、今後の動きに注目していきたいところです。
参考
株式会社BugMo
https://bugmo.jp/pages/why-crickets
All About 健康・医療
https://allabout.co.jp/gm/gc/476362/