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せめてポエムとは呼びたかったショートショートたち

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短文の寄せ集め。常に呪文のように復唱して書いているものの、この旋律ではやはりポエムすら呼べないだろう。 と自虐しつつときたま「詩(と自称するもの)」も入れてゆきます。
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#創作

スピンネーカー

卵をもらったからおりょうりをした 空の殻の片割れにつまようじの帆を立てた 小さなヨットを洗…

幾兎 遥
2年前
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仮想粒子の行列

ゆくゆくはこれらの細胞も みな死滅してしまうというのに なぜ記憶だけはいつまでも 私を私た…

幾兎 遥
2年前
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タイトル

僕の思想には 「神様」はいるけれど 「神」はいないらしい 名称か呼び名かの違い これはまだ解…

幾兎 遥
3年前
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君に贈る火星の【ショートショートnote杯】

ハロー、木星。元気かい? こっちの星では相変わらず、戦争が続いているよ。鉄屑は朝に武器へ…

幾兎 遥
3年前
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マリオネットVSマリオネット

糸が、伸びている。 おれの指の一本一本から、無数に。 大人になればなるほど増えていって、も…

幾兎 遥
3年前
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雨の日の子どもたち

雨降りの日、女の子が横断歩道を歩いていた。 白線から落っこちないように、傘を杖代わりに、…

幾兎 遥
3年前
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いかないで

ヒーローショーで悪役に舞台袖に引っ張られていく自分たちの先生を見て泣き出す子どもたちに、幼さと反対のものをふと感じた。あの歳で、見えなくなったらもう二度と会えなくなるのかもしれないなんて、寂しさを感じられるのか、と。そう思えるほどの想像力が、子どもには既に備わっている。 いや。 考えてみれば赤ん坊の頃から私たちは、揺りかごに一人きりのときに泣き出すことができるのだ。

ひとはしんだらどうなるの?

赤毛のアンのアニメあたりでそれを知った幼い頃は、死んだらせめて、土葬がいいと思っていた。…

幾兎 遥
3年前
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