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『べらぼう』第5回 感想文
『べらぼう』第5回は、源内さんがあちらこちらで名言を連発し、唐丸の正体がチラチラほのめかされる回でありました。
私は『べらぼう』製作チームの魂胆にまんまと乗せられています😆
蔦重はというと、「自分が版元になるには地本屋の株仲間に入らねば」と教えられ、なんとか株を手に入れようとします。
株を手に入れるために、源内さんから須原屋の旦那を紹介してもらいます。けれども須原屋の旦那から「地本屋にはそもそも株仲間はない」「大手の地本屋に奉公に入って、暖簾分けしてもらうのがよいのではないか」と提案されます。というわけで、蔦重はあの鱗形屋に入ることにしたのでした。
1 源内さんの名言
今回も源内さんの名言は山とあったのですが、あまりの早口に書き留めることもできず。
その中で特に印象に残った名言(セリフそのままではありませんが)を2つご紹介します。
①俺は役にはめられるのは嫌いだ。自由に生きたい。我が儘に生きるというのが自由に生きるということ。我が儘を通してんだからキツイのもしかたねぇ。
あらゆることを自分一人で采配する源内さんに、蔦重がどうしてそんなことができるのか、誰かのお抱えになる方が楽ではないのかと尋ねたときの返事。
私にはこんな生き方はできませんが………でも、憧れるな~
②国を開けば全てがひっくり返ります
源内さんと田沼意次が語り合う場面。
源内さんは「日本のすべての港を開けば異国の人が入ってくる。異国の人と交われば、日本のおかしさに気づく。新しい仕事もできる。新しい学問もできる。国を開けば全てがひっくり返ります」
意次も開国後の日本を想像します。妄想拡がり、頬が緩みます。
そこで源内さんは言います。
「しかし、いま国を開けば日本はあっという間に属国にされます」
意次は真顔に戻って言います。
「この国には戦を憶えているヤツはおらん」
なるほど。
そういうことで日本は鎖国を続けざるを得なかったのかもしれない。
2 唐丸どうなる?
唐丸少年には何やら人に言えない過去があったらしい。
謎のまま、彼は姿をくらまします。
さて唐丸は将来何ものになるのでしょうか?
蔦重のセリフが「匂わせ」ます。
「春信風、湖州斎風…いろんな作風で描かせてみる。それからドンと謎の絵師として大きく売り出してやる」
お?これはもしかして…?
数日前、大好きなnoterのあやのんさんから教えていただいたばかりのこのお話。「写楽=北斎説」!
もしかしたらこの説が採用されるかも?
いや絶対にこれだとしか思えなくなってきました。
唐丸は大きくなって蔦重と再会し、北斎として美人画を描き、そして写楽として役者絵を売り出し、また北斎として去っていく…みたいな?
あほくせい(北斎)しゃらくせい(写楽)?
来週も楽しみです😊
これまでの「べらぼう感想文」はコチラです↓