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どんな自分も許すことができれば、前に進める。

こんにちは。HSS型HSPのいっきです。

3週間ほど投稿できていなかったですが、実は海外ドラマ『MANIFEST(マニフェスト)』にハマっていました(笑)

4シーズン、全62話の長編ドラマ。
僕はこのドラマから「自分を許すことで、すべてがうまくいく」ことを学びました。

繊細ゆえに傷つきやすいHSPこそ、その傷の癒し方=自分を許す術・考え方を身につけることが重要になってきます。
このドラマからはそんなヒントが学べるので、本記事でシェアします。

▽僕についてはこちら▽

アイキャッチ画像引用元:
Netflix Freaks
https://nfreaks.jp/trailer/manifest/


海外ドラマ『MANIFEST(マニフェスト)』のあらすじ

191名の乗客が「828便」に乗りこむところから物語はスタートします。

このドラマの根幹となる「828便」の数字の意味が、このドラマのテーマにもつながっていると解釈しています。

828の数字の意味とは、ローマ信徒へ向けた手紙「第8章28節」を指します。

第8章28節
「万事が益となる」

すべてがうまくいく。という意味ですね。
しかし物語は、この言葉を全くもって無視する状況からスタートします。

あらすじにもある通り、乗客191名がフライト後にもどった世界は、5年半後の未来でした。

時の経過により、乗客の家族らは乗客を亡くしたと捉え、時間の経過とともに前を向いて生きていました。新しい恋人や家族をつくったり、仕事を変えたりして、乗客のいない新しい人生を歩んでいたわけですね。


乗客らは、つい数時間前まで存在していた現実がなくなっている光景に目を疑います。恋人だった人は別の人と付き合っていたり、仕事がなくなっていたり・・・。

人生は良い時もあれば悪い時もある。悪い時ほど他人のせいにしたり、神のせいにしたり、社会のせいにする・・・そうやって心のバランスを保つ人が大半であり、191名の乗客もまた、その例外ではありませんでした。

ー すべてがうまくいく。

191名のすべての乗客が、自分が最も大事にしているものを失った状態。
そんな状況において、この言葉はあまりにも無力で、空虚で、妄言にさえきこえます。

そんな乗客らに突如、頭に奇妙な「呼びかけ」が起きます。呼びかけの謎を解き明かせば、この不吉な運命を変えられるかもしれない・・・。そう考えた主人公一家らが運命を奔走していくSFサスペンスドラマとなっています。

引用元:映画com ( https://eiga.com/movie/93976/special/ )

※ここから先一部のネタバレあり※

『MANIFEST』から学ぶ3つの金言

ドラマの内容はここまでにして、この記事ではこのドラマで度々でた言葉とともに、その言葉が僕たちの人生にどう役立つかを解説していきます。
3つの言葉を紹介しますね。

1. すべてが繋がっている。

呼びかけはいわばパズルのピースみたいなもの。そしてパズルそのものが世界や社会だとすると、すべてのピースが直接的に、あるいは間接的に繋がっていると言えます。人生もこれと同じ。自分の言動や行為は、必ず誰かの人生に影響する。自分の過去や未来にも影響を及ぼす。「食物連鎖」のように、すべてが繋がっているのですね。

2. すべてがうまくいく(万事が益をなす)

ドラマでは、「ノアの方舟」など旧約聖書を題材にストーリーが展開されます。「信じる者は救われる」と言われますが、信仰する者が救われる、とは意味が違うことをこのドラマは教えてくれます。

すべてが繋がっているからこそ、自分の言動や行いが未来を決定づける、と主張しているのです。現在は過去の行為によって、未来は現在の行為によって創られます。

たとえば主人公のミカエラ・ストーンは、過去に友人が事故死した原因が自分にあると感じ、「自分だけが幸せになってはいけない」という信念をつくります。
うまくいかないのは、その人のマインドが「うまくいかない」と決めているからです。信念は行動に影響します。「幸せになってはいけない」と決めているから、幸せになることはありません。
呼びかけを通して、徐々にミカエラの信念が変化していくところが見どころです。

3.自分を許してあげること

「すべてがうまくいく」という信念を創るには、自分が抱く負の信念を克服し、プラスの信念に書き換える必要があります。
呼びかけによって乗客らが最後にたどり着いた境地ともいえるべき教えは、「自分を許すこと」でした。

主人公ミカエラの兄であるベン・ストーンは、乗客であるアンジェリカに妻・グレイスを殺されます。ベンに与えられた「神の試練」は、アンジェリカを許すこと(報復しないこと)でした。

僕が思ったのは、直接相手を許すことが「許す」ことではなく、「相手を憎む、自分自身の負の感情を認めてあげる事」だと解釈しました。報復しない選択をとるとことは、そんな怒りと憎しみの思いを抱く自分を、認めてあげることに他ありません。それにはとてつもなく大きな勇気がいります。仮に報復したとしたら、「人を殺めた」ことで、またその罪悪感に苛まれて苦悩に支配された人生に逆戻りします。

負の信念を断ち切るには、そんな弱い自分自身も認めてあげて、受け入れて、それでも前を向いていくんだ・・・といったプラスの信念を抱くことが大事なのだと気づかされます。


人間、誰しもが負の側面があります。目を背けたい、自分の心の奥にしまっている感情があります。
ドラマでは、乗客らを対象にその負の側面をみせる=悪の描写が繊細に描かれています。

呼びかけに導かれて、それを克服する者。
呼びかけに反して、それにのまれる者。

人間の善悪を上手に描写しながらも、複雑な伏線を綺麗に回収していくストーリー展開に目が離せませんでした。

最終話はカンペキに伏線を回収した展開となり、「本当に観てよかった!」と大満足で完走できました!★4.5です。

引用元:映画com ( https://eiga.com/movie/93976/special/ )

繊細さんほど傷つきやすい。だからこそ自分自身を許していこう


HSPは繊細で傷つきやすいです。

高校時代、仲の良かった友人と喧嘩し、僕は相手を論破してしまいました。
相手はそれが気に食わなかったのか、僕についてあることないことを周囲に言いふらしました。
周囲はそれを信じて僕と距離をとる者もでたりして、正直つらい思いをしました。その友人を追撃することも考えましたが、よくよく考えてみるとその種をまいたのは僕自身であることに気がつきます。僕が人前で論破しなければ、もっとうまい立ち回りをすれば、こんな結果にはならなかったはず・・・。相手を更に責めることで状況は改善しない。見つめるべきは自分の言動にあると考えました。

しばらく経ったころ、その相手が「虚言癖」であることがクラス中に広まりました。彼の信頼は失墜。逆に彼が孤独になっていくのを様当りにしました。

ドラマを観て真っ先に思い出したのがこの経験でした。あの時、僕は自分自身の非を認めて、相手の行動を許したからこそ、今もこうして自分らしく胸を張って生きていられるのだと確信しています。今の彼がどんな人間かは知らないけれど、もしも「自分を許す(認める)」ことができない人間であれば、今もまだ誰かのせいにして生きているのだなと推察します(そんな大人が世の中にはたくさんいる)。


人の生き方なので、とやかく言う気はないです。この記事で伝えたいこととしては「自分を許す」ことで人生はまったくもって違う未来になるという事実です。

自分を許すこと。
すべては繋がっているから、その許しはきっと良い未来に繋がる。
だからすべてがうまくいく。

こういうことなのだろうと思います。

あなたは自分自身を許せていますか?
弱い自分も、憎い自分も、許せない自分も、
認めることができていますか?


自分自身を許すことで、受け入れる事で、本当の自分として生きることができます。ありのままの自分で、誰かの役に立つ・・・。これほどうれしいことはないでしょう。
その満たされた感覚を、作中では「混沌とした青い炎」と呼んでいました。
イメージとしては、休日に大きな公園で寝っ転がりながら日光浴しているときの、あの何ともいえない心地よい感覚です。過去に執着せず、未来に意識がある状態で過ごす状態がもしその日光浴の感覚であれば・・・最高ですよね。


それをあきらめてはいけない。
幸せになることを、
好きなことで生きていくことを、
あきらめてはいけない。

ありのままの自分を、過去の自分を、受け入れてあげる。
許してあげる。

今日をその一歩にしていきましょう。


ではまた!



※本記事に記載した作品に関するすべての文言は、筆者の個人的見解・感想にすぎません。

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