ゲームレビュー『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』(2024)友達の家に集まったあの頃に帰る
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発売から4か月も経ってしまった
発売して間もなく買って遊んでいたんですが、紹介するのが遅くなってしまいました。
本作はファミコンで発売されたタイトルの一部分をミニゲームにしたものです。
こう書くとライトな作品にも感じられるかもしれませんが、実際には、やり込もうと思うと結構ハードなゲームでもあります。
というのも、昔のゲームって難しいのが多いんですよね。
なので、それなりに腕前に自信がある人でも歯ごたえが感じられるゲームであるとも言えます。
おもしろいのは競い合うところ
本作にはひたすら一人でチャレンジを続ける「タイムアタック」のモードと対戦のモードがあります。
対戦のモードには「世界ランキング大会」「サバイバル大会」の二つがあって、それぞれのおもしろさが違うんですよね。
「世界ランキング大会」は、週単位でお題が変わって、毎回、その週のランキングが発表されます。
お題が変わるまで、何度でも挑戦できるのが、またやり込み心をくすぐるところです。
「サバイバル大会」は、毎回ランダムでお題が変わるモードで、名前のとおりサバイバルの勝ち抜き対戦が楽しめます。
他のプレイヤーたちの画面も同時に表示されるので、リアルタイムで対戦しているような楽しさが味わえます(実際には同時プレイではなく、過去のプレイヤーの記録と競う)。
ファミコン時代は友達の家でよく遊んだ
私と同世代('80年代生まれ)、もしくはそれよりも少し上の世代の方にはわかると思うんですが、友達の家で集まってみんなで同じゲームをやるというのは、特別な感じがしたものです。
「同じ釜の飯を食う」なんていう言葉がありますが、「同じゲームで遊ぶ」も同義にすら感じます。
当時は、それくらいゲームがコミュニケーションの中心にありました。
大人になると、なかなかそういうシチュエーションがないのは寂しい限りです。
そんな寂しい気持ちも、このゲームがあれば、もう大丈夫です。
お互いに顔は知らなくても、世界中のプレイヤーが対戦相手になってくれます。
しかも、その題材がかつて遊んだファミコンともなれば、これが盛り上がらないわけはありません。
みなさんの挑戦を心よりお待ちしております。