誰が為の文化資本 7 イキシチニサンタマリア 2024年8月7日 22:39 持続可能な社会とは何であろう、私はいつも考える。世の中はいつも悲観的な言論が蔓延っていて、実の所楽観的だ自分で話したこと、書いたこと、表現したことに対する責任を、実の所感じていない。皆予想が当たった時、最初は鼻高々に自慢し解決を求めらて黙り込む。そして、事象に対して蓋をする。恰も誰も何も見ていない様な態度をとって、次の話題を探し熱狂する。こんなことが、まかり通っている世の中を、メディアだけで無く受け手側にまで教養が無くなってしまった社会にどう立ち向かえば良いのだろう。 話は変わるが、私は文化資本に恵まれた家庭環境だった。歳の離れた兄が買った物が家にはいつでもあった。私は兄の歩いた道の上をいつも歩いていたのだ。歳をとり大人に向かって行く中で私は自分から数多くの文学を、学術書を、新書を手元に置く様になった。私は自分の本棚を見つめることで、改めて自分の歩いて来た道を振り返っている。文化資本とは、本だろうか?絵だろうか?音楽だろうか?映像だろうか?物体美術だろうか?私はそのどれでもないと思うし、その全てだとも思う。文化資本とは、自分の歩んできた道なのだ。そして、どこに向かって今歩いているのかそれが一番大事なのだと思う。 最近文章を読めない人が多いという話を聞く、しかしながら、私は国民の多くが指摘されている程の能力を持っていた時代を一つも知らない。そんな時代などないし、これからも永久に来ないだろう。文化資本があれば、この問題は解決すると言う学者を見かけた。その内容は半信半疑であった。 私個人に出来ること、それは発信することだと最近思う様になった。私の文章など誰も読んでいない、そんなものに価値はない、少し前までそう思っていたのだ。だが、それでも良いんだ私が書いたことが何かの間違いや、アルゴリズム、奇跡的出会いによってタイトルだけでも目に入ればそれがその人の人生にとって何か小さな積み重ねになると信じている。そんな積み重ねが、文化資本なのではないだろうか。そんな世の中に私は少しでもコントリビューションしたい。そう思っている。 誰でも始められる小さなことで、世界は直接的に大きくは変わらない。だが、私は信じたい間接的にでも世界に小さなウネリを起こせることを。 #未来のためにできること ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する この記事が参加している募集 #SDGsへの向き合い方 16,098件 #勉強記録 18,486件 #未来 #SDGs #未来のためにできること #勉強記録 #SDGsへの向き合い方 #文化資本 7