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「生きる意味を探すバカ。」


ブログを再開しました!

経緯については後日またまとめるので読んでみて。



では、本題。


アランSミラーとサトシカナザワによる共著・「進化心理学から考えるホモサピエンス」を読んだ。

人間の本性を研究する学問である進化心理学。

「人間の本性」は一般的に曖昧な意味で使われやすい言葉ではあるけど、この学問には厳密な定義を付ける。

それが、

”進化によって形成された心理メカニズムないしは心理的な適応(この二つはおおむね同じ意味)の全体”

が人間の本性であるということ。


その定義に沿って詳しく進化心理学から「ヒト」を解剖していくのがこの本。

進化心理学系の本ははじめて読んだんだけど、俺的にかなり面白かったな。

”進化心理学は、人によっては非道徳的で受け入れがたい事実だとしても、科学的判断から真実として確信しているから提示する。それは科学者にとって真実こそが最も重要なものだから”

と前置きが書かれていたけど、俺はそういうのが読みたいんだよね。笑



この本を読んで、

人間は繁殖を成功させるためだけに生きているんだとわかった。

ほんとただそれだけ。

セックスして子孫を増やし自分の遺伝子を次に残すためだけに生きてるんだ。

男も女も、繁殖を成功させ遺伝子を次に残すために行動する。



男が繁殖を成功させるために何をするかといったら、


強さを示すことだ。

強さを示せれば、シンプルにモテる。

そしてセックスができるからだ。

画家、作家、科学者、スポーツ選手、役者、ユーチューバー。

現代、職種は色々あるけど仕事にいそしむ理由は突き詰めれば女にモテたいから。


セックスをしたいからだ


自分の力を誇示して、女に認めてもらいたい一心で男はあらゆることをするんだ。

進化心理学の観点から観れば、死より恐ろしいことが繁殖が完全に失敗すること。

その失敗だけはしないように行動するんだよね。



女は、繁殖に成功するために男を見極める。

つまり、自分の子どもを守り多く投資してくれる、地位が高く豊かな資源をもつ男に惹かれるんだ。

それだけじゃなく、男が本能的に惹かれる美も追求する。

男は健康で多産な女を無意識的に求めており、

くびれ、豊かな胸、長くてツヤのある髪、なんかはそれを判断する指標になる。

女が男以上に見た目を気にしたり、ダイエットに励むのはそのためだ。



ブサイクと美人がカップルになると美女と野獣と表現されることがあるけど、進化心理学を知ればその原因もよく分かる。

美人に惹かれるくらいのブサイクはただのブサイクじゃない。

何か圧倒的な強さを持っているんだ。

例えばブサイクが金持ちだったりすると、

「結局カネかよ!」と嫉妬する輩がいるけど、

カネだろう。当たり前だ。

だって、お金を稼げるってことは現代の強さの象徴なんだからね。

お金があれば子孫を守り残せる投資ができるんだからね。

その強さを本能で惹かれるから美人とも付き合えるんだ。

ブサイクでも強ければモテるんだよね。



上述したように、

進化心理学は人によっては非道徳的で受け入れがたい事実だろうけど、

人間を特別扱いせず一種の動物と考えて研究しているから抽象的思考や視点を得れるヒントになるんだよね。

生きる意味を探しているバカなんかはこの本を読んだほうが良いんじゃないかな。

だって、この本を読めば生きる意味なんて特にないってことがわかるでしょ。

人間が、お前が、何か特別生きる意味を持ってるわけないじゃん。笑

強いて言えば、繁殖に成功するためくらい。


で、生きる意味が特にないってことは自分で勝手に決めていいってことだ。

親にも、教師にも、上司にも、決めさせるな。

自分で生きる意味を勝手に決めて創っていいんだ。

だから、生きる意味なんか探すなよな。

探してる奴ほど、スピ系やMLMみたいな情弱依存ビジネスにハマるんだから。



ヒトは繁殖を成功させるために生きている。

生きる意味なんかそれ以外に特にない。

それでも、生きる意味を欲しかったら勝手に決めろ。



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