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「怒りを飼いならせ。」
今日のブログはこちら!
豊かすぎる国に住む現代日本人には全く無いサバイバル能力。
このシンプルだけど重要な「生き抜く力」を身につけたかったら読んでみて!
では、本題。
映画・「RGB 最強の85歳」を観た。
1993年、大統領から使命を受け女性として二人目の最高裁判事となったルース・ベイダー・ギンズバーグ(通称RBG)。
彼女は若き弁護士時代から男女の賃金差別・投票法の撤廃など、女性やマイノリティ側を差別するアメリカの法律を徹底的に変えてきた。
法の下の平等の実現に向けて活動する彼女はだんだんと注目を浴びるようになり、いつしかティーンも支持する国民的アイコンになる。
そんな彼女の歴史と現在に迫ったドキュメンタリー映画。
俺はこの映画を観て、彼女の怒りに支配されずに戦う姿勢は素晴らしいと思った。
数日前に「戦う相手を間違えるな」と投稿したけど、彼女はまさに間違えていない人だ。
怒りってとてつもないパワーがあるんだけど、彼女の怒りの使い方は本当に素晴らしいんだよね。
多くの人は怒りに飲み込まれ、一瞬でカッとなり後から後悔するような行動をとってしまう。
でも彼女は、
「怒りのような不毛な感情には支配されない」
と言っていたように、怒りに支配されないように気をつけているんだよね。
ポイントは怒りに支配されないってだけで、自分が持っている怒りを認めて飼いならし、原動力にしていることだ。
そのとてつもないパワーがある怒りを原動力にしていることで、ワーカホリックになっても平気だし、今でも現役でいられるんだ。
もちろん法廷で戦うときも、
「議論に勝つには怒鳴らないこと」
と言っていたように、絶対に怒りに支配されないように気をつけ、資料を徹底的に集め根拠を理性的に主張する。
それに映画を観ればわかるけど、「長い間差別と闘ってきた人間」のイメージとは違い、彼女の性格はシャイで穏やかだ。
だけどしっかりと結果を出し続け、今のポジションにいて、多数の支持を受けている。
そこがまた良いんだよね。
理不尽な差別が蔓延る社会を許さずに、怒りを持ち続け静かに穏やかに闘う彼女の姿勢は誰もが参考にするべき。
それに怒りに支配されなければ、多様性を受け入れる器もデカくなるなと思った。
彼女が支持する政治思想はリベラルなんだけど、彼女の思想とは真逆の保守派の人間とも仲が良いんだよね。
しかも一緒にインドで象に乗り、オペラでは共演するほど。笑
それは「法廷で良い仕事をするには同僚との協調が重要で、互いを尊敬し好きになる方が良いから」ってのが理由なんだけど、怒りに支配されちゃできないことだよね。
じゃあどうすれば怒りに支配されないのか?
具体的なことは特に言っていなかった(と思う)けど、まずは怒りに気づくことが大切じゃないかな。
だって認識して初めて自制することができるんだからね。
そして怒りに気づけるようになるには、自分が何に対して怒るのかを分析しないといけない。
だから自分を知るって大切なんだ。