「自己放棄するな。」
2日連続「第三の波」のアウトプットをしているけど、内容の整理という俺のためでもあるから結構わかりにくいかもしれない。
申し訳ないとは思いつつ今日も「第三の波」について。笑
この本を読んで多様性のデメリット的な部分を知ることができた。
俺は多様性を持つことは未来に向かって生きる人には必須なことだと思っているから、デメリットを知ることで新しい角度からも考えることができるようになった。
もちろん、デメリットを知ったところで多様性は要らないとは全然思わないけどね。
何回も書いているように、第二の波である産業社会は現代の姿だ。
ただ、産業社会はすでにピークを迎え確実に次の波に向かっている。
その波が訪れると今までの社会の基本原則はガラッと大きく変わる。
大きく変わるとは書いたものの、今も段々と少しずつ変わっては来ている。
それがいつの日か爆発するようにイッキに変わるんだ。
2019年である現代を考えると、少しずつ変わっている段階だろう。
少しずつ変わっていく現代社会では生き方・働き方に多様性が生まれてくる。
ブロガー、ユーチューバー、個人投資家、等々が良い例でインターネットが発達したことでより顕著になっている。
多様性が一度生まれるとどんな働き方生き方をしても良いんだと多くの人が思うことにより、どんどん拡がっていく。
自分の考えを大切にしライフスタイルを創れる。
これは多様性のメリットだ。
ただ多様性が生まれ拡がることで、今まで絶対的だった産業社会を生きるためのライフスタイルが解体され頭の中に描いていた世界像は砕かれてしまった。
そうなると、ライフスタイルの方向感覚を失い孤独を強く感じる人が多く出てくる。
よく、生きる意味を探し求めている奴なんかが良い例だ。
それは産業社会の構造が喪失し、多様性が生まれ拡がった結果の産物だ。
多様性は混沌を生むとも言ってもいいだろう。
孤独
構造の喪失
意味の崩壊
は産業社会の衰退、多様性の拡がりによって起こる。
そして、それにより新興宗教が発展するという現象が起きる。
なぜ新興宗教が発展するのか?
それは、宗教の始めた人間が共同体・構造・意味の必要性を熟知しているからだ。
全ての新興宗教はまさにこの3つを売り物にしている。
孤独な人には共同体、新しい構造を与えているんだ。
そしてなにより大きいのが意味を与えている。
宗教それぞれが勝手に現実の解釈を決め、それによって宗教の意味を作り、現実で生きる意味を信者に与える。
傍から観たら頭がオカシイとしか思えない活動だって、信者にとっては世の中に目的と一貫性が生まれる重要な活動なんだ。
このことは現代にもリンクできることじゃないだろうか。
25年前狂ってる宗教が日本でテロを起こした。
危険な思想を持った政党も生まれている。
危ない奴らのを支持しているのはそういった要因がある。
オンラインサロン等のコミュニティが流行っている要因だって同じだろう。
何も宗教が絶対的な悪とは思わない。
だけど、それにすがるとどうなるのか?
この本では
と書いてあった。
現代は上述しているように新興宗教・政党・オンライサロン等、様々なコミュニティが生まれている。
それが悪ではないけど、自分が自己放棄をしてしまっていないか?は一度冷静になって考えるべきだろう。
自分で考えているのか?
自分で決めているのか?
自分の言葉で生きているのか?
当たり前だけど、自己放棄して自分の人生なんて歩めないからね。
本でも書いてあったけど、社会的孤独・構造の不在・無意味感等はただ単に社会の変化から来る症状にすぎないんだ。
だから、そんなに不安になることはない。
というか、不安に駆られて行動したってろくな事にはならないんだから不安になったらしょうがないと思えばいいんだ。
気をつけないといけないことはそこに付け込んでくる奴らがいるということ。
そんなものに自分を飲み込まれるなよ。
多様性が拡がった現代は孤独と戦わないといけない。
自分で構造や意味を創っていかないといけない。
でも、それが人生だ。