同じジャンルの本を10冊読めば専門家レベルになれるのか？

「専門的な知識がなく未知でも、同じジャンルの本を10冊読めば専門家レベルになれる」
このような言葉を聞いたことはありますでしょうか。

人は知識を身につけるために本を読むことはありますが、同じジャンルを10冊も読む人は稀であり、専門家みたいに知識をつけることができるところからきています。

私自身、東京に来てから様々な経営者の講演を聞く機会がありましたが、経営者程隙間時間を利用してでも読書を大事にされています。
そのうちの一人の方が知識を身に着けるには学歴がなくても、勉強をしなくても、専門家でなくても10冊を読むことで大抵のことが分かる理由について話されていました。

なぜそのよう以下にその根拠や理由について教わったことをお伝えいたします。

1. 知識の深さよりも幅が重要

同じジャンルの本を複数読むことで、その分野の基本的な概念、用語、議論のポイント、そして主要な理論や視点を幅広くカバーできます。
この知識の「幅」は、専門家との議論の土台を形成します。

1冊だけでは限られた視点しか得られませんが、複数冊を読むことで偏りを補正し、多面的に理解できます。

2. 専門知識の80/20の法則

「専門知識の80%は20%の重要な知識で構成される」と言われることがあります。
多くの本は、その分野の核となる知識を何度も繰り返して説明しているため、10冊読めば、専門家が使う知識の大部分をカバーできる可能性があります。
違う本を読み同じ内容が書いてあるなら、その情報はより重要な情報の可能性が高いということです。