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転職市場が活発になった理由
昨今、転職市場が活発となっております。
一昔前はひとつの会社にいるのが当たり前で、転職はあまりよく思われていなかったですが、時代の変化とコロナ禍を過ぎてから転職するのが普通の時代になってきています。
むしろ企業側から、副業OKなど働き方にも多様性が増えてきている時代です。
なぜこのような時代に突入したのか、またこれから転職を考えている方向けに体験を通したシェアをさせていただきます。
✅終身雇用制度の崩壊と人手不足
様々な原因にあたることについてピックアップしてみました。
1.人手不足の深刻化
少子高齢化に伴い、労働人口が減少しているため、企業側が積極的に採用を進めており、人材の確保に精を出しております。
特にIT、介護、建設などの業界で人手不足が顕著で、転職希望者にとって有利な状況です。
ただし、人手不足(即戦力)を求めているため、未経験者にはまだまだハードルが高いのが現状です。
未経験者でも母数がいればなんとかできた時代もありましたが、今は別の理由で直接雇えない企業も多いのです。
2. リモートワーク・副業の普及
コロナ禍を経て、リモートワークが定着し、働く場所や環境の自由度が高まったのも大きな要因の一つでもあります。
副業・兼業を認める企業が増え、個人のスキルアップや新しい仕事への挑戦がしやすくなりました。
また、育児、介護などがあり能力が高いけど家庭優先だった方々が自宅で作業できる環境が整ったことでより、仕事を選ぶ基準が変わりました。
3. 賃金の上昇と待遇改善の動き
インフレや円安の影響により、企業が給与を引き上げる動きがあり特に外資系企業は意識されている。
また実際正社員登用で入社したが、現職より高い給与・待遇を求めて転職する人が増加しています。
正社員でいるメリットが会社の肩書と福利厚生くらいしか還元がない企業が多く、同じ業務なのに転職したら手取りが倍になったなどよくあります。
私の友人もSEの業務で正社員からフリーランスになったことで手取りが当時の5倍はもらえています。
4. キャリア観の変化
「終身雇用」から「自分に合った働き方」を重視する考え方にシフトしている。
正社員でもいつクビを切られるかわからない状態ですので、どうせなら自分がしたかった仕事をする、時間管理できる業務に就くなど、働き方自体が企業から個人へシフトしています。
企業のブランドよりも、成長できる環境やワークライフバランスを重視する傾向が強まっており、大手企業の肩書は強いですが、守ってくれるわけではないと皆が気づき始めたのもあります。
5. 政府の働き方改革や労働環境の整備
大きな要因の一つの働き方改革により、長時間労働の是正や有給取得の推進が進んでいます。
残業しないことで、嬉しい方もいれば、むしろ残業代で生活を賄っていた方々は生活苦となるので残業がないというのはメリットデメリットがあります。
また転職市場の透明化(転職エージェント・求人サイトの充実)により、情報が得やすくなりました。
1番で書いた人手不足でなぜ企業側が直接雇えず転職エージェントなど人材紹介を利用するかは、これも人手不足だからです。
・リストラでベテランが去る、優秀な人ほど我先に転職をする。
・残った従業員の負担が増す。
・現場の従業員たちは自分たちで精一杯のため、新人を教育する暇がない。
・結果人手不足倒産が起こる。
正にこの負の連鎖が起きているため、企業側はどうしても即戦力を欲しがるのです。
さいごに
これらの要因が複合的に絡み合い、転職市場の活性化につながっています。
やりたくて仕方がない仕事であるならば、転職しなくてもよいかと思いますが、今の時代一つの会社にいること自体がリスクです。
私もビビりながらも転職してよかったと思えた出来事がございました。
高卒で入った会社にてお世話になっていた先輩が、元居た会社の現状を教えてくださり、支社の工場閉鎖と、とうとう正社員もリストラを敢行したと聞き、30代でスキルなしで放り出された可能性もありえたということです。
優秀ならクビにしないのでは?
ということではなく、優秀な人ほど危機管理が優れているのでその時には転職を視野に動いています。
クビではなく倒産も視野にしておく必要があるからです。
なので今はネットも便利になり、情報をたくさん拾えますので、転職を考えている方がおりましたら、リスクヘッジということで将来のことを含めて考えてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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ではまた。