意外と高評価「今さらだけど聞いてみる」ミーティング
おはようございます。
池田諭史です。
皆さん、人に質問するときにこういうことありませんか?
「こんな簡単な質問聞いても大丈夫なのか。」
「ちょっとど忘れした内容、今更聞けない。」
「知っていて当然くらいの内容だったらどうしよう。」
「わからないことがあるが今更部下に聞けない。」
わからないことがあったら質問、これはよいことですが、人は簡単に思うものほど質問に躊躇してしまいます。
これは新人は特にこの傾向が強いのですが、ベテラン社員の方でも一定数いることがわかりました。
中途採用、派遣社員の立場だと余計に聞きにくいということもあるのです。
どうにかならないかなと思っていたところ、ネット記事のどこで見かけたのかは忘れてしまったのですが、とても良いなと思ったミーティングを知り、自分が前にいた会社で取り入れたミーティングがあります。
それは『今更ですが聞いてみたミーティング』
ネーミングについては温かく見守ってください。
1.今更ですが聞いてみたミーティングとは
このミーティングは、全部署、年齢、性別、役職関係なく集まって開き、それぞれ各々が思っている、今更だけど聞いてよいのかなと思う質問を挙げていただき、わかる方に答えていただくミーティングになります。
各部署によって得意不得意があるので、答えられる幅が広くなるのが特徴です。
例えば、営業だけどExcelがわからない、広報だけどSNSの使い方がいまいち不明、技術はわかるけどメールのやり取りについて言葉がわからない、ネット関係のことが分からない重役など、ほんの些細なことでもいいので質問ができる環境になっています。
またミーティングに出られない方がいる時は事前に質問したいことをメールなどで募集。
わかる方がいたら答えていただくようにしました。
2.取り入れた経緯
取り入れた経緯としては、質問をしてくる人の姿勢。
僕はPCを取り扱う部署にいた時にPC関連、システム関連で質問をしにくる方が多かった。
自分としては質問が多いほうが、相手も問題解決しすっきりする、自分も知識も増え良いことだと思っているのですが、ある一人の方から聞いたことがきっかけ。
「こんな簡単な質問の場合、人によっては怒ったり、不機嫌になるから聞きにくい。」
「前に先輩、上司に質問をしたとき、前に教えたということで不機嫌になられたことがある。」
またよくあるパターンで
「わからないことがあったらドンドン質問にこい」
いざ聞きにいくと
「なんでそんな簡単なこともわからないの?」
と言われるのがよくあるパターン。
過去の経験から、人に質問をしにくい環境が生まれていた。
やる気があるから質問にきているのに、怒られると萎縮してしまう。
非常にもったいないなと思いました。
なのでせっかくだからと思い、上司に質問をする場を設ける時間を欲しいと提案したところ開催することができました。
3.やり方について
基本的なルールが3つあります。
①質問はどんなささいなことでもいい
問題解決の時間なので、この質問些細なことかもと思ってわからないなら聞くこと。
恥ずかしい、立場、プライドなど捨てて聞くこと。
②回答できる方は真摯に答える
こんなことも本当に知らないのかということは多々あります。
ですが、相手はこの機会だからこそ聞いてきているので、受け答えする方は嫌な顔せず、相手が理解できるまで答えてあげること。
③質問した側は必ずお礼を伝える
教わったなら感謝をちゃんと伝えること。
ベテランな方ほど忘れがちです。
教えてもらって当然という態度な人に人は教えたくありません。
教えてもらって感謝を伝えることに上司部下など関係ありません。
まとめ
ミーティングを行ったことにより、社内でもミーティングせずとも質問しやすい環境になりました。
上司の方々も感情的になっていたなと、より部下の方と向き合うことができるようになっていました。
風通しがよい環境、職場ほど活気があり業務にも影響がでます。
困っている人を支え合うことで、お互いの得意分野もわかりコミュニケーションにつながります。
ぜひ職場などで取り入れてみてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。